月曜日, 4月 16, 2007

人格崩壊

息をするように気軽に忙しい忙しいという人は苦手なのだが,ああ,それにしても忙しい.

年度の切り替わりに引越しという仕儀に追い込まれてしまったのも痛恨だが,それに勤め先の組織変更が重なってしまって,さらに夜も寝られないくらい心配していた(ウソ)農家登録も,ここに来て急に話が進んでそのかわり色んな書類を揃えないといけないし,そんなときに離れの増築なんか企んでしまうしで,ほとんど狂気の沙汰である.

あと,娘の中学入学とか,身内の法事とか,車の買い換えとか・・・
あああああああああ

月曜日, 4月 09, 2007

ぐびち名物

みわファームの名物にぐび穴とぐびケージとぐびシーツがある.

ぐび穴はここでも何回か書いたので,あえて解説する必要は無いだろう.
庭の中ほどに掘られたでっかい穴である.
少しずつ形状を変えながら,今も成長を続けているとだけ報告しておく.
(今は前方後円墳みたいな形になって,さらに北東の方角に伸びつつある)

ぐびケージはぐびち専用のクレートのことだ.
他の犬と同じように暮らしていて,しかもクレートが比較的新しいにもかかわらず,なぜか彼のだけは内側が目立って汚れる.
物理法則に反して側面や天井の方が汚いのが特徴である.

ぐびシーツはそのぐびケージに常備されているシーツである.
彼には布を乳首のように吸う癖があるのだが,それをカーペットやソファカバーでやられるとたまらないので,特別に専用シーツが与えられている.
彼は眠くなるとそれをちゅぱちゅぱしながら,満ち足りた時を過ごすのである(この8月で3歳なんですけどー).

先日,使い込まれて全体が泥色になったシーツを交換した.食餌皿を取り出そうとクレートに首を突っ込んだとき,異様な臭いがしたからである.
で今日,泥シーツを焼却処分にしたのだが,その業の深さをしみじみと痛感した.
燃えさかる炎に焼かれながら,その煙がまた強烈に臭かったのである.

恐るべし,ぐびちゅぱ.

金曜日, 3月 30, 2007

ったく,りんってやつは

うちに来たとたん先住猫と対立するは,家ん中を飛び回るは,ぬいぐるみ破壊するは,部屋汚すは,娘泣かすは・・・,大体しつけなんて右も左もわかんないし.

散歩に行けば公園の端から端まで暴走するは,車追っかけるは,リードに引っかけて他人様のテーブルなぎ倒すは,すぐ犬と喧嘩するは,ブサイクな男犬に色目使うは.

心狭いは,嫉妬深いは,プライド高いクセに怖がりだは,さびしがりだは.

遠征には金かかるし,本番でやる気無くすし,何を教えてもすぐ覚えるけど全部いい加減だし,胃腸は丈夫なくせに体力無いし,うれしそうに見せびらかす割には泳ぎが遅いし,羊から目を逸らすしてはフン食うし,鹿を追って山で2晩行方不明になったときなんか,散々探し回ってもう半分諦めて帰ろうというときに自力でフラリと帰ってくるし.

それでも,家の中でも外でも河川敷でも近所の公園でも会社の駐車場でも山でも高原でも湖でも海でも街でも田舎でも,ず~っと一緒だったな.
ファームで暮らし始めて外遊びを止めたとき,身体が一回り小さくなったように見えた.

この3ヶ月,ヒョロヒョロに痩せてきて,毛が抜けて,背骨が曲がって,口が臭くなって,尻尾を巻き込むようになって,それでも他の3頭と普通に暮らしてた.
最期の最期は腰が抜けて,目が見えなくなって,少し悲鳴を上げたそうだ.

手も焼かせず,別れの挨拶もさせず,勝手にさっさと逝ってしまった.
それはないだろ...

水曜日, 3月 14, 2007

猫の痕跡

決死のXデー(引越し)に向けてマンションを整理していると,部屋のあちこちからたろうとはな子の置き土産が出てくる.(たろうは2年前,はな子は9年前に昇天した兄妹猫である)

もちろんつまらないものばかりで,抜け毛のかたまりや,家具に隠れてて気がつかなかったゲロのミイラや,ここに引っ越す前のアパート時代に猫砂の代わりにしていた新聞紙の一片や,爪研ぎで破壊されたダンボールや,"猫つぐら"の部品や,たろさんが狂ったように挑んで来た猫じゃらし...などがポロポロと出てくる.
未整理の写真もどっさり出てきた.
惰眠徒食の連中のくせに,一緒に暮らした痕跡はしぶとく残るもんだ.

で,昨日は一向に進まない作業に絶望して早々に寝てしまったのだが,深夜,どこからか微かな物音がして飛び起きた.
一瞬,自分がなぜ焦ってるのかわからなかったが,すぐに合点がいって情けなくなった.
猫がゲロ直前にたてる「ゴッゴッゴッ」という音に似ていたのだ.
昔,その音がすると猫の元に駆けつけるのが習慣になってたからね(だって布団やパソコンや洗濯物の上にぶちまけられたらたまらんし).
それが脊髄反射的に出てしまったのだろう.

何のことはない,一番しっかりと痕跡が残ってるのは自分の頭の中だったりして.
 

土曜日, 3月 10, 2007

見た

敷地内に放流されて駆け回った犬たちが,水鳥用にと溜めてあるほとんど緑色になった異臭を放つ水をばっくんばっくんと飲むのを...

じぇちなんか口横からネバネバ垂らしてるし.

下痢するなよ~

土曜日, 2月 24, 2007

現実逃避

試練だ.

特にその気は無かったのだが,ほとんど成り行きでマンションを人に譲ることになってしまった.
3末には明け渡さないといけないのに,まだ引っ越し先も決まっていない.

これまでりん家は10回近く引越ししてきたが,だいたいそういう重要なことはHiroさんがデシジョンして,転居先はHiroさんが探してきて,何とも煩わしい住所変更やら引越しやら片づけやらをHiroさんが引き受けるという役割分担だったので,今回は一人で何をどうしたもんやらちょっと途方に暮れている.

う~ん...
さ,明日はソフトボール大会だ.

日曜日, 2月 18, 2007

我慢の限界

前から書きたい書きたいと思っていて,さすがにヤらしいよなぁとためらいつつ自粛していたのですが,もう我慢なりません.
書きます.

王様の耳はロバの耳!

じゃなくてぇ...

カモのチンポはらせん形ぃぃぃ~!

はぁ はぁ はぁ...

どだ,まいったか.
 

 

水曜日, 2月 07, 2007

時間の感覚

何で↓みたいなことを今さら言うかとゆーと,週末,ご近所の新年会に加えてもらって農家のじーさんたちの話を聞いたから.

農業をやってると,いろいろと試してみたいことが出てくるんだそうである.
でも新しいことを試せるのは,せいぜい一年に一つだ.
いくら人間が焦っても季節っちゅうもんが頑としてあって,結果は一年待たないとわからないからね.
だから5,6年先なんて「将来」じゃなく,今と地続きである.

そんなこんなで,「じたばたしてもしゃーない.あぜの草でも刈っとこ」となる.
機械まみれになってしまった農業だが,こんな自然ペースの感覚は残っている.
これくらいの時間感覚の方が人間には合ってると思うですよ.

分厚く酒焼け日焼けしたじーさんたちの顔に比べ,すでに自分の顔は "セコ" いもんな.
 
 

火曜日, 2月 06, 2007

働く機械

この時期,勤め先では「中期計画」とやらを作成する.
社内の各部門が5年先までの活動プランを練って,ずらり並んだ偉い方々にプレゼンする.
(このとき,全社一斉に驚くほど大量のpptファイルが生産される)

そんな場で,例えば「調査に半年かけ,その後2,3年かけてじっくりと○×技術を養成」 なんてまっとうなことを言うと,「んな悠長にやっとって勝てるわけないやろ」「寝ぼけとんのか!」「どアホ!!」などをもう少し上品にした言葉が雨あられと降ってくる.
撃沈.
ここは一つ,「普通にやったら間に合わない」とか「走りながら考える」とか「外部連携で活動を加速」とか「前倒し」などの"切迫感"タームをちりばめ,目を血走らせてプレゼンしなければいけない.
とにかく疲れるセレモニーである.
それでお給料もらえるんだから,ありがたい話だけど.

それにしても,この「時は金なり」文化は何とかならんのかな.
何でもかんでも時間を削りゃいいってもんじゃないと思うけど.
自分の周りだけがそうなんだったらまぁいいけど,社会全般がそんな空気だとしたら...そうか,別に問題無いのか...

火曜日, 1月 30, 2007

くずやさい

家畜たちのエサのかなりの部分が,ご近所が分けて下さるクズ野菜や米ヌカやオカラで賄われている.
特に草の枯れる冬場,みわファームの食糧自給率は「美しい国」レベルに低下する.

私らから見ればどれも立派な野菜なのに,それらは出荷はできず家族親戚ご近所でも食べきれず,畑にまいて土に還すしかないクズなんだそうな.
日によっては,白菜やら大根やら青菜やらがどんどん倉庫に積みこまれる.
おかげで,馬も羊もヤギもトリもみんな肉付きが良い.

別に努力して手広く集めてるわけじゃない.
ほんの数軒でそうなのだ.
日本全国で一体どれくらいの野菜が捨てられているのか,ちょっと想像がつかない.
首尾よく店頭に並んでも,売れないと生ゴミで処理されてしまうし,どこぞのお菓子のように有無を言わさず一掃されてしまうこともある.
あっそうか,野菜の他に肉や魚や卵もあるんだから,クズの総量と言ったら気が遠...
...すんません,ちょっと気絶してました.

作る方としては微妙な気持ちでしょうね.
のーのーと暮らす家畜たちに食わすのなんて,捨てるのと大差無いようにも思うのだが,それでもわざわざ手間かけて運んできて下さる.

そこで提案.
全国のスーパーさん,くず野菜のコーナーを置きましょう.
それでもって「くず野菜を毎日2つ食べるダイエット」特集を関テレあたりで放送するわけ.
だめ?

土曜日, 1月 20, 2007

遊び

娘が「きーちゃんに追っかけられ」遊びにハマっている.

きーちゃんというのは,水鳥軍団のバリケンのオスで,
なぜか娘を見ると決まって頭の毛をおっ立てて突撃してくる.

娘が網で囲ったダックランの周りを走ると,
その内周を必死に追いかけてくるのだが,
いかんせん水かき付きのペタペタ足なので,
ときどき自分の足を踏んでずっこけたりしている.

それを網の外からあざ笑うのが「きーちゃんに追っかけられ」遊びだ.

そして,そんなあほな遊びに熱中する娘を見て苦笑するのが,
「「きーちゃんに追っかけられ」遊びをする子供を笑え」遊びだ.

これはハマる.
 

月曜日, 1月 15, 2007

どーでもいーけど

今朝,ワイドショーのアナウンサーのセリフに大笑いしてしまった.

「事件が起こった1月と被害者が消えた11月の間に一体何があったのでしょうかっ!?」
「...そ~です,12月です.」

火曜日, 1月 09, 2007

懺悔

この正月休みは人間をやめた.

これといった予定も無いのを幸い,動物たちの世話のほかは,食う,寝る,飲む,浸かる(温泉),,,だけのお気楽生活だった.
おかげで体重が一気に○Kgも増えてしまった.

...Hiroさんは...
 

火曜日, 1月 02, 2007

不幸の年賀状

筆王とプリンタで年賀状書きが随分と楽になった.

小学生のとき,自分で芋判を作ったら我ながら哀しい出来映えで,母に「もう止めなさい」とそれはそれは冷たく宣告されて以来,年賀状書きが苦痛になっている自分には,非常にありがたい.

ただし,便利すぎるのも考えもので,今回はプリンタの枚数指定を間違って,同じ宛名書きを5枚も印刷してしまった.
娘の学校で「失敗ハガキ」を集めるというので,しかたなく別にして取っておいた.

大晦日の夜(!)に大急ぎで投函して帰宅したら,そのハガキが消えていた...

親戚の○×おじさん,スミマセン!
決して嫌がらせではありませんので...
 

月曜日, 12月 25, 2006

ホントにウソじゃないってば!

骨になった指を嘆いてばかりいてもしょーがないので,頑張って立ち直ることにした.
もちろんなかなか思うようにはいかない.
筋肉が無いものだから,力が入らないのだ.
それでも念を集中すれば何とか日常生活くらいはこなせるようになるのだがら,人間の適応能力も大したもんだ.

人は変わり果てた手を見ていろいろ気を遣ってくれるが,犬たちの態度は変らない.
いつも通り甘えにくるし,骨の指で撫でてもギョッとしたりしない(指でブラッシングできて便利だったりする!).
だからこちらも気が楽である.

今日も4頭と遊んでから,締めくくりにオヤツをあげることにした.
みんな食い意地が張ってるので,ケンカにならないよう一頭ずつ名前を呼んでから与える.
 「りん」,,,パクッ
 「じぇち」,,,パクッ
 「ぐっ」,,,パクッ
 「さん」,,,カツッ
おっと,さんの歯に指(の骨)があたってしまった.
うまく力が入らないので,微妙にタイミングが狂ってしまう.
はは,相変わらず俺ってどんくさいね.

はいっ,オヤツ終わり~,これにて解散!

ん,さん,,,どうした? その顔は.

何だよ,もう何にも持ってないよ.
違うよバカ,この骨はオヤツじゃなくて俺の指!
...おい,そんな目で俺を見るなって.
あ,こら,やめろっ!!
痛い痛い痛い痛い,いててててててててっ,ぎょえ~!!!
 

土曜日, 12月 02, 2006

ホントだってば!

じぇちさんが土間に座って窓の彼方の景色をじっと見ている.

いつも思うのだが,座ってかしこまっている犬を斜め後方から眺めると,何だかずっと賢そうに見える.
特にじぇちは,後頭部が出っ張っててアゴを引く癖があるせいか,ドキッとするくらい知的に見えるときがある(親バカ~!).

で,ふと言葉が通じるような気がしたので,戯れに 「結婚してください」 と後ろ姿に向かって囁いてみた.

何の反応も無かったので,聞こえなかったのだろうと思っていたが違っていた.
彼女は考えていたのだ.
二分ほども経ってから,彼女はゆっくりとこちらを振り向き,低いしゃがれ声で言った.

「・・・いいよ」

そのとき唐突に,彼女のボディランゲージがはっきりと理解できるようになった.
それは 「裏切ったら噛み殺すからね」 と告げていた.

とてもマズイ状況になってしまった...

水曜日, 11月 29, 2006

ウソじゃないって!

ファーム周辺をほっつき歩いて怪しげな物を一杯食った(に違いない)りん姉.
案の定,部屋に戻ってから挙動不審になり,カーペットの上にお店を広げる.
吐くのは犬でも気持ち悪かろうに,一向に懲りないヤツだ.

シミになりそうだったので,あわてて手で掬い上げてトイレに捨てる.
粘り気というより弾力のある犬の吐瀉物が手にまとわりつく.

洗ってから両手を見てびっくり!
指先が白くふやけたようになっている.

聞くところによると,犬の胃液は人間のそれより酸性が強く消化能力が高いらしい.
この短い時間に皮膚が侵食されたのかも?
いくらなんでもまさかねと思ったきり,そのことは忘れてしまっていた.

で,深夜の3時頃.
指先にピリピリした感じがして目が覚めたので,スタンドに手をかざすとまたまたびっくら仰天.
両手の指先がジュクジュクしていて,中から桜色の肉が覗いている.
たぶん,爪の間に残った胃液が指の皮膚を溶かしてしまったのだろう.
もうこれで指パッチンができないと思うと悲しくなったけど,とりあえずバンドエイドをしてから眠った.

朝,目覚めると,僕の指は骨とバンドエイドだけになっていました.

月曜日, 11月 27, 2006

好きなこと

犬の好きなことって何だろう?って勝手に想像してみる.

気ままに近所をブラついて気の向いたとこで用を足し,残飯やゴミを漁りながら目障りな猫や小動物を追っかけまわす.
原っぱがあれば駆け回り,土があれば掘り返し,侵入者が来れば追っ払う.

なんだ人間に止められることばっかりじゃないか.
何で一緒に暮らしてんのかねぇ?
あ,そうか,それが一番好きなのか...

水曜日, 11月 22, 2006

犯行は大胆なほど発覚しにくい

週末,ファームに2人のゲストを迎える.

しばらく座を外して居間に戻ってくると,なぜか微妙な違和感を感じた.
ゲストと犬たちが寛いでいる,一見何の変哲も無い情景である.
釈然としないので,入り口に突っ立ったままマチガイ探しをやってみる.

Aさんとりん姉がソファをシェアしてるでしょ,,,フロアに横座りしたBさんの横で "ぐ" が珍しくまったりしてるでしょ,,,じぇちが真ん中のテーブルでお座りしてるでしょ,,,さんは部屋の隅で丸まってるでしょ,.,,みんな和やかに寛いでるよね・・・

ん? テーブルの上でお座りぃ!?
 

日曜日, 11月 19, 2006

突然のみわファーム戦記 -ととめめ自治解放区-

覚えておられるだろうか?
みわファーム戦記第一部で登場したヤギ戦士たちを.

実はこの2頭のヤギ,羊たちを召集する際に "おまけ" として払い下げられたものであり,ハナッから戦力として期待されていなかったのである.
ただ,姿を見てるだけで和むので,防衛軍のマスコットにでもなってくれたらいいさと,編入が許可された上,博愛主義の少女戦士によって 「とと」「めめ」 という名前まで与えられたのである.

しかし,やつらは案外やる.

決して鋭さは無いが,ハムハムモグモグと緩慢な攻撃を加え続けると,手も出せないくらいびっしり群生していた雑草地帯がそれなりに開けてくるのである.
防衛軍には,この真摯な態度と根気が何よりも求められているのだ(聞いてるか? 不真面目なにしき君).

というわけで彼らには,笹で踏み込めなくなった100mほどの荒地が仕切られ,そこを自治領とすることが認められたのである.
さらにその敷地内にはまろ隊員自作の屋根付き宿舎も建設され,彼らはそこで自由に行動することが許された.

そのかわり,本部からの食糧配給は減らされたわけだが,「やつらはちっとは痩せた方が良いよね.お金も無いし」と,珍しく参謀本部の意見の一致を見たわけである.

当初から淡い期待はあったが彼らの能力はそれを上回っていた.
最初,身の丈を超える笹で一寸先も見えなかった自治区は,1週間で地面が確認できるようになり,2週間で向こうの景色が透けて見えるようになった.
まろ隊員が刈り払い砲で泣きながら頑張っても,数日はかかる作業量である.
葉という葉を全部食われてしまった笹の群生地というのも,結構な見物である.
自治領内に健気に自生していた柿の木も,木肌を食われてほとんど生気を失ってしまった.

ただし痛い誤算が一つ.
参謀本部の熱い期待に反し,ヤギたちは一層太ってしまったのだった.