土曜日, 1月 24, 2009

飛び込む犬

ファームを訪れたゲストが一様に驚くのが,さん=アニキのでかさである.
別に太ってるわけじゃない.
骨格がっしりで手足が長いのである.
でも,律儀な上に平和主義者なので,ファームのメンバーの中では一番安心して放しておける(ほとんど放さないけど).

ちょっとうざいところもある.
何かをすること(レトリーブとか羊追いとか)への執着が強くて,直情径行型というか瞬間湯沸かし器というか,すぐ張り切りすぎてしまうのである.

娘が小さかった頃,部屋でボードゲームなどして盛り上がってくると,当時わかぞーと呼ばれていたさんが「ごぉっ」というかけ声と共にボードの上にダイブしてきて,何もかも台無しになったことがある.

先日,ふと思い立って一人で腹筋をしていると,なつかしい「ごぉっ」という声と共に身体の上にダイブしてきて,柔道の縦四方固めみたいに押さえ込まれてしまった.
遊んでるように見えたのか,それとも妙な動きを止めさせたかったのか...
たまらなくなるまで部屋の隅から見てたんだろうなと考えると無性におかしい.

でも,でかい犬に押さえ込まれるのって,ちょっと快感だったりする.
 

日曜日, 1月 18, 2009

樫の木

去年の暮れ,ファームのお隣さんが,樹齢百年くらいの立派に茂った樫の木を切った.倒した木は業者に持っていってもらうけど,もしかしたらあんたとこでいらんか?と言ってくれた.
葉っぱはみんな(馬,羊,ヤギ)が食べるし,幹は来年のストーブの薪に使えるということで,ありがたく全部いただくことにした.

倒した木は処理しやすいように適当に切ってくれていて,めぼしい幹は「木材として売れる」らしく業者が持って帰った後だったのに,全部を持って帰るのは大変な重労働になった.週末毎に家族総出で運んで,ようやく片付いた.

運んでみて実感したが,大木というのはやっぱりすごい.
考えてみれば,象も鯨もプロントザウルスもかなわない大きさなんだもんね,当たり前かも.
そんな木を切るのは惜しい気もするけど,それは街の人の感覚で,田舎の人はわりと気兼ねなくぶった切るんだそうだ.
なるほどねぇ.

葉っぱのついた枝は,にしき隊長率いる草刈り隊がえらい勢いで消費している.
玄関前にうず高く積んだが,あと2週間もすればきれいに片付くだろう.(そればっかり食べて大丈夫なのかな?)

問題は3つほどの小山になった幹の方である.
これから,玉切りして斧で割らないといけないが,両手で抱えるような太い部材がごろごろしている.
実は,去年切ったファームの杉の木も残っていて,これもゴロゴロと積んだまま放置されている.
薪を積むのだって結構な労働だし,そもそも,その場所を作らないといけない.
そんなこんなを考えるとちょっと気が遠くなる.
ま,それはそれで,愉しくもあるけど.
 

日曜日, 1月 11, 2009

いうことなし

3連休の中日,朝7時.

昨晩のうちに10cmくらいの新雪が積もったが,今はピーカンの快晴.
生きてて良かった感が満喫できる,スガスガしい朝である.
見たくないものはすべて雪の下に隠れ,心なしか,動物たちもはしゃいでいるようである.
雪をかぶった竹林に陽光が反射して,まぶしいったらありゃしない.

え,鳥ネット?
何だっけ...
ああ,そういうのもありましたね,確かに.
いや~,それにしてもスガスガしい.
 

金曜日, 1月 02, 2009

不死鳥ネット

生まれたばかりの鳥ネットに息も継がせぬ試練が降りかかっている.
昨晩の雪でネットは限界までたわみ,単管で組んだ支柱は倒壊寸前までねじれた.
この様子が,朝,寝室からいやに鮮明に見えるんですよ,これが.
本当にうんざりする.

しかしまろ設計の掘立ネットは見事な柔構造になっていて,30分の修復作業でなんとなく形だけは回復する.
すばらしい,,,けど,降り続く雪のおかげで修復したそばからまたゆっくりと崩れていく.

人生とおんなじやね.