土曜日, 6月 26, 2010

2人の蜜月物語(10) -真剣勝負-

仮に,「お金の心配をせずに暮らせる人」がお金持ちの定義だとすると,健康な人とは「健康のことを考えずに済む人」だし,幸福な人生とは「幸か不幸かを気に病まない人生」ということになる.
その伝で行くと,人と犬の良い関係とは「互いの存在を特に意識しない」関係になるんだろうか?

ありえないね.
カイラと私はいつも互いを意識しているからである.

現に今,私がこうしてパソコンに文章を打ち込んでいるときも,居間には張り詰めた空気が漂っている.
カイラは斜め前方2mのソファにだらしなく寝そべってはいるが,頭だけはこちらに向け,険しい顔でこちらを凝視している.その気配を察しながら,私はわざと無関心を装ってキーボードを叩いている.

うっかり彼女と視線を合わせてしまうと,とたんに耳がベチャッと倒れ,胴体をくねらせながらやってきて,撫でろだの膝に乗せろだの,ひじょーにややこしいことになる.
一旦そうなると,撫でたり抱き上げたり,こちらが誠実かつ充分に好意を表現するまで,彼女は満足しない.
それはそれで,望むところでもあるが,とてもパソコンどころじゃなくなる.

つまり,カイラが注意を逸らせば彼女の負け,先に私が彼女を見てしまうと私の負け,2人はそういう真摯な闘いをしているのである.

あっ,まだ話終わってないんですけど!
 

土曜日, 6月 05, 2010

毒スポーツ

土曜日に地域のバレーボールの試合に出たら,コートを分けているネットに絡まって,膝をぐねってしまった.3日ほどしてやっと痛みが引いたので,夜にテニスをしたら,二の腕の筋を傷めてしまった.
我ながらブサイク.

「スポーツは身体に良い」とか言うけど,あれ,絶対ウソだよな.
身体に良いことをして身体を壊すのはおかしい.
ま,良い悪いは人間が作った価値基準だからどーとでも言えるが,少なくとも,身体の自発的な欲求じゃないという意味で「不自然」なのは確か.

だからってスポーツを止めようという話にはならないけど(大好きだし),そーいうことに人や動物を巻き込むときはそれなりの自覚と覚悟を持つべきやろう,というようなことを最近思っている.
屁理屈言い出すと長くなるので書かないけど.