木曜日, 2月 04, 2010

2人の蜜月物語(2) -よじ登る犬たち-

カイラは膝乗り犬である.

人は甘やかしてると非難するが,座ると一目散に寄って来て,寂しいと訴える子を誰が無視できるだろうか?
それでも,しばらく無関心を装っていると,涙を一杯溜めた目で下から見つめている.
これに抵抗できるほど,私の意志は強くない.

仕方なく微笑んで見せると,にじにじと膝によじ登ってくる.
スポイルしちゃいけないと思いつつ,その健気な様子に思わず手を貸してしまう.
この世には,人の力ではどーしようもないことがある.

Hiroはそんな私たちを冷ややかな視線で見るが,そういう彼女の膝の上ではペグが熟睡していたりする.
そしてその横ではなんと,娘の膝上にきゃすが丸まっている.
2頭ともカイラの娘である.

なんじゃ?この一族は.
 

2 件のコメント:

kuro さんのコメント...

>なんじゃ?この一族は

いや・・・
なんじゃ?この飼主は、だな

まろ さんのコメント...

まいどツッコミありがとうございます.
Kuroさまのツッコミが明日への活力です.