昨日,ファームに来ていた友人の一人が,会話の中で「だいなりすくなり」と口走った.
「大なり小なり」を言い間違ったのである.
その人は慌てて発話を重ね,その場を取り繕おうとした.
居合わせたメンバーもまた,オトナであった.
全員が顔色一つ変えず,そのままスルーすることに暗黙裡に同意した.
あまりのバツの悪さに,できることなら,自分の聞き間違いだと信じ込みたかったということもあるだろう.
だから本来,その失態は無かったものとして忘れ去られ,そのまま平穏な日常が戻ってくるはずであった.
ところが,Hiro.
関西で暮らし始めて以来,発音や言い回しが人一倍気になる彼女は,堪らず聞き返してしまったのだ.
「え,だいなりすくなりぃ?」
その瞬間,この事件ははっきり意識化され,人々の記憶に刻まれてしまった.
もう取り返しはつかない.
それにしても,なぜに「だいなりすくなり」?
「大なり小なり」という表記が頭の中で「大なり少なり」にすり替わり,さらに「少なり」が「すくなり」と発音されてしまったのだろうか.「多かれ少なかれ」という言い回しの影響も少なからずあるかもしれない.
それでも,それが言い易いのならまだわかる.
むしろ「だいなりこなり」とか.
それがどーして,よりによって発音の難しい「すくなり」になってしまったのだろうか?
謎は尽きない.
まあ理由はどうでも良い.
問題は,それが現実に起こり,こうして人々に知れ渡ってしまったということだ.
なんと痛ましいことだろう.
2 件のコメント:
だいなりすくなり(言いにくっ!)、色々やらかしちゃってるみたいです(…鬱…)
懲りずにお付き合いのほどよろしくお願いします~。
ちょっと寒かったけど楽しかったですね.
こちらこそ,よろしくお付き合い下さい.
うちの犬たちはまだまだですが,羊たちの上達ぶりは,見ていて頼もしいです.
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