月曜日, 6月 25, 2007

勇気

自分で手術をした.

3日ほど前から,右手の小指の爪の横から皮の剥けたのが1.3mmくらいはみ出していて,これが何かにこすれる度にピリッと痛みが走り,その瞬間,ありとあらゆる思考がその一点に集中して,切なくも腹立たしい事態に陥っていたのだった.

これではいかん!と勇気を奮い起こし,カッターでそのくされ皮膚辺を切除,無事,摘出に成功した.

集中しすぎて心臓が止まるかと思った.
 

水曜日, 6月 20, 2007

カイちゃん旋風

とにかくクルクルとよく動く.
移動はいつも全力疾走...というより瞬間移動.

別に大したことはしていない.
食うことと寝ることと出すことを除けば,「人に甘える」「ぐに挑む」「穴を掘る」「靴をしがむ」くらい.
それらをとっかえひっかえこなしていくだけで,一日が過ぎていく.
彼女と比べたら,じぇちはしとやかなお嬢さんだし,ぐですら落ち着いた兄貴分に見えるし,さんなんてほとんど死んでるのと変らない.

移動は8マン,習性は猫,顔は松野明美似のカイちゃんなのだ!
 

火曜日, 5月 29, 2007

好敵手

やぎのトトさんメメさんは,普段は網で仕切られた敷地の中で放し飼いになっている.
最近,トトさんがいつの間にか敷地の外にいて,ふらふら歩いてたり,倉庫のおからを急襲するなんて事件が相次いだ.
どうやって脱走するのかナゾだったのだが,日曜日に紙ごみを燃やしていると,網の一部が微妙にずれていてその隙間から外の様子を伺っているトトさんと目が合った.
脱力しつつも針金で応急処置.

ヤギは食い意地が張ってて力があるので,昔からこんなことばかり繰り返している.

紐でつないでおくと,紐がブッチしました.
丈夫な鎖にすると,杭にからまってがんじがらめになりました.
それを解いてやったら,今度は杭を引っこ抜いて歩いてました.
重いタイヤに繋いどいたら,引きずったままがんがん走ってました.
小屋に繋いだら,デッキの塗装が剥げた上にフンだらけになりました.
放牧場に放り込むとトトさんが柵の上から飛び出て,それを捕まえてる間にちっこいメメさんが柵の隙間から外に出ました.
・・・
僕はもう疲れたよ,パトラッシュ.

なぁトトさん,お互いもう少し建設的な関係になれないだろーか?
草刈り分担するとかさぁ.
出っ腹で人懐っこいから,馬鹿力さえ無ければかわいいのだけれど.

日曜日, 5月 20, 2007

卵ポスター

みわファームの卵をご近所の「山小屋」という喫茶店に置かせてもらっている.
説明用に作ったポスターを公開.
あー平和だ.


火曜日, 4月 24, 2007

天才ぐれぐ

勤め先から持ち帰った宿題を片付けようとノートPCを使っていたら,いきなりぐがキーボードにダイブしてきた.

打ち込まれた文字がこれ↓

      0p-.l:・;「@^0^-p

さすがぐぅちゃん,でたらめ文字まで何やら楽しそうだ.
せっかくだから翻訳しといてあげよう.

「おっぷー,てんころりんで僕はっぴぃ~」

ああ,仕事せねば・・・

水曜日, 4月 18, 2007

今日の箴言

この世の中を少しでも住み良くしてきたのは,
雪の積もった道を見て「なんとかしろ」と役所に駆け込む人でも,
「私は必ずやこの雪を除去して見せます」と街頭で宣言する人でも,
インターネットで「みなさんの熱意でこの雪を溶かしましょう」と呼びかける人でもない.
ちぇっと舌打ちしながら,夜明け前に雪かきに出る人である.

@詠み人知らず

月曜日, 4月 16, 2007

人格崩壊

息をするように気軽に忙しい忙しいという人は苦手なのだが,ああ,それにしても忙しい.

年度の切り替わりに引越しという仕儀に追い込まれてしまったのも痛恨だが,それに勤め先の組織変更が重なってしまって,さらに夜も寝られないくらい心配していた(ウソ)農家登録も,ここに来て急に話が進んでそのかわり色んな書類を揃えないといけないし,そんなときに離れの増築なんか企んでしまうしで,ほとんど狂気の沙汰である.

あと,娘の中学入学とか,身内の法事とか,車の買い換えとか・・・
あああああああああ

月曜日, 4月 09, 2007

ぐびち名物

みわファームの名物にぐび穴とぐびケージとぐびシーツがある.

ぐび穴はここでも何回か書いたので,あえて解説する必要は無いだろう.
庭の中ほどに掘られたでっかい穴である.
少しずつ形状を変えながら,今も成長を続けているとだけ報告しておく.
(今は前方後円墳みたいな形になって,さらに北東の方角に伸びつつある)

ぐびケージはぐびち専用のクレートのことだ.
他の犬と同じように暮らしていて,しかもクレートが比較的新しいにもかかわらず,なぜか彼のだけは内側が目立って汚れる.
物理法則に反して側面や天井の方が汚いのが特徴である.

ぐびシーツはそのぐびケージに常備されているシーツである.
彼には布を乳首のように吸う癖があるのだが,それをカーペットやソファカバーでやられるとたまらないので,特別に専用シーツが与えられている.
彼は眠くなるとそれをちゅぱちゅぱしながら,満ち足りた時を過ごすのである(この8月で3歳なんですけどー).

先日,使い込まれて全体が泥色になったシーツを交換した.食餌皿を取り出そうとクレートに首を突っ込んだとき,異様な臭いがしたからである.
で今日,泥シーツを焼却処分にしたのだが,その業の深さをしみじみと痛感した.
燃えさかる炎に焼かれながら,その煙がまた強烈に臭かったのである.

恐るべし,ぐびちゅぱ.

金曜日, 3月 30, 2007

ったく,りんってやつは

うちに来たとたん先住猫と対立するは,家ん中を飛び回るは,ぬいぐるみ破壊するは,部屋汚すは,娘泣かすは・・・,大体しつけなんて右も左もわかんないし.

散歩に行けば公園の端から端まで暴走するは,車追っかけるは,リードに引っかけて他人様のテーブルなぎ倒すは,すぐ犬と喧嘩するは,ブサイクな男犬に色目使うは.

心狭いは,嫉妬深いは,プライド高いクセに怖がりだは,さびしがりだは.

遠征には金かかるし,本番でやる気無くすし,何を教えてもすぐ覚えるけど全部いい加減だし,胃腸は丈夫なくせに体力無いし,うれしそうに見せびらかす割には泳ぎが遅いし,羊から目を逸らすしてはフン食うし,鹿を追って山で2晩行方不明になったときなんか,散々探し回ってもう半分諦めて帰ろうというときに自力でフラリと帰ってくるし.

それでも,家の中でも外でも河川敷でも近所の公園でも会社の駐車場でも山でも高原でも湖でも海でも街でも田舎でも,ず~っと一緒だったな.
ファームで暮らし始めて外遊びを止めたとき,身体が一回り小さくなったように見えた.

この3ヶ月,ヒョロヒョロに痩せてきて,毛が抜けて,背骨が曲がって,口が臭くなって,尻尾を巻き込むようになって,それでも他の3頭と普通に暮らしてた.
最期の最期は腰が抜けて,目が見えなくなって,少し悲鳴を上げたそうだ.

手も焼かせず,別れの挨拶もさせず,勝手にさっさと逝ってしまった.
それはないだろ...

水曜日, 3月 14, 2007

猫の痕跡

決死のXデー(引越し)に向けてマンションを整理していると,部屋のあちこちからたろうとはな子の置き土産が出てくる.(たろうは2年前,はな子は9年前に昇天した兄妹猫である)

もちろんつまらないものばかりで,抜け毛のかたまりや,家具に隠れてて気がつかなかったゲロのミイラや,ここに引っ越す前のアパート時代に猫砂の代わりにしていた新聞紙の一片や,爪研ぎで破壊されたダンボールや,"猫つぐら"の部品や,たろさんが狂ったように挑んで来た猫じゃらし...などがポロポロと出てくる.
未整理の写真もどっさり出てきた.
惰眠徒食の連中のくせに,一緒に暮らした痕跡はしぶとく残るもんだ.

で,昨日は一向に進まない作業に絶望して早々に寝てしまったのだが,深夜,どこからか微かな物音がして飛び起きた.
一瞬,自分がなぜ焦ってるのかわからなかったが,すぐに合点がいって情けなくなった.
猫がゲロ直前にたてる「ゴッゴッゴッ」という音に似ていたのだ.
昔,その音がすると猫の元に駆けつけるのが習慣になってたからね(だって布団やパソコンや洗濯物の上にぶちまけられたらたまらんし).
それが脊髄反射的に出てしまったのだろう.

何のことはない,一番しっかりと痕跡が残ってるのは自分の頭の中だったりして.
 

土曜日, 3月 10, 2007

見た

敷地内に放流されて駆け回った犬たちが,水鳥用にと溜めてあるほとんど緑色になった異臭を放つ水をばっくんばっくんと飲むのを...

じぇちなんか口横からネバネバ垂らしてるし.

下痢するなよ~

土曜日, 2月 24, 2007

現実逃避

試練だ.

特にその気は無かったのだが,ほとんど成り行きでマンションを人に譲ることになってしまった.
3末には明け渡さないといけないのに,まだ引っ越し先も決まっていない.

これまでりん家は10回近く引越ししてきたが,だいたいそういう重要なことはHiroさんがデシジョンして,転居先はHiroさんが探してきて,何とも煩わしい住所変更やら引越しやら片づけやらをHiroさんが引き受けるという役割分担だったので,今回は一人で何をどうしたもんやらちょっと途方に暮れている.

う~ん...
さ,明日はソフトボール大会だ.

日曜日, 2月 18, 2007

我慢の限界

前から書きたい書きたいと思っていて,さすがにヤらしいよなぁとためらいつつ自粛していたのですが,もう我慢なりません.
書きます.

王様の耳はロバの耳!

じゃなくてぇ...

カモのチンポはらせん形ぃぃぃ~!

はぁ はぁ はぁ...

どだ,まいったか.
 

 

水曜日, 2月 07, 2007

時間の感覚

何で↓みたいなことを今さら言うかとゆーと,週末,ご近所の新年会に加えてもらって農家のじーさんたちの話を聞いたから.

農業をやってると,いろいろと試してみたいことが出てくるんだそうである.
でも新しいことを試せるのは,せいぜい一年に一つだ.
いくら人間が焦っても季節っちゅうもんが頑としてあって,結果は一年待たないとわからないからね.
だから5,6年先なんて「将来」じゃなく,今と地続きである.

そんなこんなで,「じたばたしてもしゃーない.あぜの草でも刈っとこ」となる.
機械まみれになってしまった農業だが,こんな自然ペースの感覚は残っている.
これくらいの時間感覚の方が人間には合ってると思うですよ.

分厚く酒焼け日焼けしたじーさんたちの顔に比べ,すでに自分の顔は "セコ" いもんな.
 
 

火曜日, 2月 06, 2007

働く機械

この時期,勤め先では「中期計画」とやらを作成する.
社内の各部門が5年先までの活動プランを練って,ずらり並んだ偉い方々にプレゼンする.
(このとき,全社一斉に驚くほど大量のpptファイルが生産される)

そんな場で,例えば「調査に半年かけ,その後2,3年かけてじっくりと○×技術を養成」 なんてまっとうなことを言うと,「んな悠長にやっとって勝てるわけないやろ」「寝ぼけとんのか!」「どアホ!!」などをもう少し上品にした言葉が雨あられと降ってくる.
撃沈.
ここは一つ,「普通にやったら間に合わない」とか「走りながら考える」とか「外部連携で活動を加速」とか「前倒し」などの"切迫感"タームをちりばめ,目を血走らせてプレゼンしなければいけない.
とにかく疲れるセレモニーである.
それでお給料もらえるんだから,ありがたい話だけど.

それにしても,この「時は金なり」文化は何とかならんのかな.
何でもかんでも時間を削りゃいいってもんじゃないと思うけど.
自分の周りだけがそうなんだったらまぁいいけど,社会全般がそんな空気だとしたら...そうか,別に問題無いのか...

火曜日, 1月 30, 2007

くずやさい

家畜たちのエサのかなりの部分が,ご近所が分けて下さるクズ野菜や米ヌカやオカラで賄われている.
特に草の枯れる冬場,みわファームの食糧自給率は「美しい国」レベルに低下する.

私らから見ればどれも立派な野菜なのに,それらは出荷はできず家族親戚ご近所でも食べきれず,畑にまいて土に還すしかないクズなんだそうな.
日によっては,白菜やら大根やら青菜やらがどんどん倉庫に積みこまれる.
おかげで,馬も羊もヤギもトリもみんな肉付きが良い.

別に努力して手広く集めてるわけじゃない.
ほんの数軒でそうなのだ.
日本全国で一体どれくらいの野菜が捨てられているのか,ちょっと想像がつかない.
首尾よく店頭に並んでも,売れないと生ゴミで処理されてしまうし,どこぞのお菓子のように有無を言わさず一掃されてしまうこともある.
あっそうか,野菜の他に肉や魚や卵もあるんだから,クズの総量と言ったら気が遠...
...すんません,ちょっと気絶してました.

作る方としては微妙な気持ちでしょうね.
のーのーと暮らす家畜たちに食わすのなんて,捨てるのと大差無いようにも思うのだが,それでもわざわざ手間かけて運んできて下さる.

そこで提案.
全国のスーパーさん,くず野菜のコーナーを置きましょう.
それでもって「くず野菜を毎日2つ食べるダイエット」特集を関テレあたりで放送するわけ.
だめ?

土曜日, 1月 20, 2007

遊び

娘が「きーちゃんに追っかけられ」遊びにハマっている.

きーちゃんというのは,水鳥軍団のバリケンのオスで,
なぜか娘を見ると決まって頭の毛をおっ立てて突撃してくる.

娘が網で囲ったダックランの周りを走ると,
その内周を必死に追いかけてくるのだが,
いかんせん水かき付きのペタペタ足なので,
ときどき自分の足を踏んでずっこけたりしている.

それを網の外からあざ笑うのが「きーちゃんに追っかけられ」遊びだ.

そして,そんなあほな遊びに熱中する娘を見て苦笑するのが,
「「きーちゃんに追っかけられ」遊びをする子供を笑え」遊びだ.

これはハマる.
 

月曜日, 1月 15, 2007

どーでもいーけど

今朝,ワイドショーのアナウンサーのセリフに大笑いしてしまった.

「事件が起こった1月と被害者が消えた11月の間に一体何があったのでしょうかっ!?」
「...そ~です,12月です.」

火曜日, 1月 09, 2007

懺悔

この正月休みは人間をやめた.

これといった予定も無いのを幸い,動物たちの世話のほかは,食う,寝る,飲む,浸かる(温泉),,,だけのお気楽生活だった.
おかげで体重が一気に○Kgも増えてしまった.

...Hiroさんは...
 

火曜日, 1月 02, 2007

不幸の年賀状

筆王とプリンタで年賀状書きが随分と楽になった.

小学生のとき,自分で芋判を作ったら我ながら哀しい出来映えで,母に「もう止めなさい」とそれはそれは冷たく宣告されて以来,年賀状書きが苦痛になっている自分には,非常にありがたい.

ただし,便利すぎるのも考えもので,今回はプリンタの枚数指定を間違って,同じ宛名書きを5枚も印刷してしまった.
娘の学校で「失敗ハガキ」を集めるというので,しかたなく別にして取っておいた.

大晦日の夜(!)に大急ぎで投函して帰宅したら,そのハガキが消えていた...

親戚の○×おじさん,スミマセン!
決して嫌がらせではありませんので...