水曜日, 7月 26, 2006

キャンプ大会

先週末は「親子の集い」というトホホなタイトルのキャンプ大会.
場所は近場の川原・・・ではなくて小学校の校庭なんだな,これが.

このクソ暑い中,何が悲しゅうて校庭で飯ごう炊飯したり,ドッチビーしたり,胆試しのお化けしたり,テントで寝たり,6時起きでラジオ体操せにゃならんのだ.
休みはパチンコ,風呂,ビールに決まっとるやろ!

・・・と顔に描いた親父組が10人ほど集まる.

午後3時の集合から子供や母親たちがかまどを用意するまで,一団は手持ち無沙汰でドヨ~ンとしていた.しかしかまどと薪がセットされると,いつの間にかその辺を占領して火の加減を調整している.
その横では,勝手に持ち込んだダッチオーブンで勝手に鳥飯を作り始める御仁までいる.
子供にやらせてみようなどという気遣いはない.

調理が始まると好きな肉や焼き鳥ばかりを焼いて,味見と称して勝手にパクついている.
当然,野菜が余ってくるのだが,その頃には調理の情熱はあらかた失せている.
お母さん方にトングを渡して,「この麦茶,泡立ちませんなぁ」とグチりながら食べ役に回る(校内だからアルコール禁止).

夜の花火大会.
危険だからと,仕掛けや打上げ花火を離れたところに持っていってセットするのはわかる.
しかし,肝心の子供たちが見てもいないのに,勝手にずんずん上げてしまうのは如何なものか.
最後には 「もうロケット無いんか,ロケット!」 と,子供の花火まで取り上げる.
おかげで派手モノはあっという間に無くなり,盛り上がりを欠いた大会は粛々と終わる.

翌朝,夜更かしで眠たげな子供たちや,気配りで疲労の色が濃い先生や母親組に較べ,アルコール抜きで不貞寝するしかなかった男たちの顔色はとても良かったのである.

わがまま?
そうかもね.

でもこうやって,まず自分たちが一生懸命楽しんでみせることも,正しいおじさんの正しい身振りではないかと,親父組の一人としては思うのでした.
 

0 件のコメント: