Saturday, March 27, 2010

じぇちの感触

職場の自席前のボードには,いまだにじぇちの写真が貼ってある.

裏庭のフェンスの前に座って,どこか遠くを見つめている時の横顔.
ちょっと出っ張った後頭部,耳の下のにょろにょろ毛.マズルにくっついた枯れ草.
頭をワシワシ撫でくりまわすところを想像したら,手触りどころか彼女の頭の匂いまでリアルに甦ってきた.

そういや,一年前の今頃は目の前で生きてたんだもんね.
 

Monday, March 22, 2010

蜜月物語(回想編) -一からやり直し-

誰のせいか知らないが,カイラは他人に対して心が狭い.
客人が土間や裏庭に入ってくると,わざわざ真正面に陣取り,4つ足を踏ん張って吠えたてる.

「お前は誰だ!何しにきた!近寄んな!何とか言え!ガウガウッ!」

延々と続く.
せっかく尋ねて来てくれたお客さんを,早々に追い出してしまう.

2年ほど前,自他共に認める犬好きのゲストが来た.
さっそくカイラの抗議が炸裂したが,そのゲストは辛抱強かった.視線を逸らせつつ機を見て声をかけ,礼儀正しく丁寧に挨拶し,彼女の気が静まるのを待った.
そして説得すること20分,2人の関係に確かな変化が現れた.
カイラが吠えるのをやめ,愛撫を受け入れたのだ.

実は,その光景を見て,私は密かに感動していた.
犬が警戒心を理性でコントロールし,人の呼びかけに応えようとしたのだから.
誠意がカイラの凍てついた心を溶かしたのだ.
もう大丈夫だ.
対決を克服して築かれた絆は,ちょっとやそってでは壊れないはず.

肩の荷を下ろして(?)ほっとしたゲストは,居間に移動してしばらく私たちと歓談した.
約30分ほど.
その後,試しにもう一度土間に入ってみると,なんと真っ先にカイラが駆け寄ってくるではないか!
おいおいもう大歓迎かよ,と微笑ましく眺めていたら,30cm手前で踏ん張って開口一番,

「お前はぁ,誰だあっ!!!」

絆はともかく,記憶はわりと簡単に消えるようです...orz


...などと懐かしく思い出しながら書いていたら,カイラがいきなり吠えだした.どーやら,ストーブの前で眠りこけていて,ふと気づいたら服を着替えたHiroが立っていた,とゆーわけらしい.

びっくりしたのはわかるけど,もうちょっと大らかに生きて下さい.
 

Sunday, March 21, 2010

膝乗りDNA

考えてみたら,犬の抱っことか膝乗りってすごいことかもしれない.
4つ足浮かせて身体を完全に預けちゃうんだもんね.

カイラ一族はこの血が濃くて,他家に行った兄弟も含めて抱っこマニアが多い.
ぐは抱き上げると,まぐろみたいにびちびちして,これはきっと彼なりに何かに抵抗してんだろーなーと思ってたが,最近は膝族(かい,きゃち,ぺじ)がうらやましくなったのか,ぐったりと(笑)身を預けてくるようになった.

抱っこには少なくとも2つのモードがあって,人間に甘える以外に,他犬へのアピールみたいな感じのときがある.ぺじはその辺わかりやすくて,部屋で甘えるときはでへへ~と崩れた顔でよじ登ってくるくせに,裏庭では,ピピピッと耳を立てて他犬を見下ろしている.

だからっつーわけでもないけど,あんまりひょいひょい抱き上げるのも良くないかなと,最近はちょっと反省している.
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
膝...
 

Friday, March 12, 2010

薪が尽きた

調子に乗ってガンガン使っていたら,あれほど豊富にあった薪が,もうほとんど底をついてしまった.春を目前にして,今年も灯油を購入しないといけない.
ご利用は計画的に.
それでも,たとえ一時にせよ,悲願だった"ケチケチせずにストーブを焚く"ことができたからヨシとしよう.

それに今年の画期的なところは,すでに来シーズン用の薪まで積んであるというところ.量も今回の1.5倍くらいあるから,来年は暖房費ゼロが実現できそうだ(本当はトラックのレンタル代とか結構かかってるけど).
面倒と言えば面倒だが,最近では「季節の準備をする」というのも貴重な経験かもしれない.

それにしても,樫の木は最高だったなぁ.
充分乾燥させてもずっしりしてて,何といっても火持ちが抜群!
吸気口を締めとくだけで,半日経っても熾った炭がいくつも残っている.おかげで灰を掻き出すのに苦労したが,早朝でも家中がほんのり暖かかった.

細い小枝たちも,可憐な姿に似合わず芯のしっかりした働き者だった.
火力の必要な料理の時には随分重宝した.
その炎には,情熱的でありながら凛とした気品があった.
もしかして,そんじゃそこらの平民薪ではなく,高貴な血筋のご令嬢だったのかもしれない(こればっか).
 

Saturday, March 06, 2010

入学祝

娘が,そんな喜ぶか?っちゅーくらい舞い上がっている.
進学が決まったからではない.
それをダシに祖父にねだり,ここ5年来の悲願だった携帯をゲットしたからだ.

相手は親とクラスメートくらいしかいないはずなのに,肌身離さず,暇さえあればポチポチやっている.
ジュースの出るボタンを押しまくる猿みたいだが,それでも勉強のときよりは充実した表情をしている.

まぁ,ぼーっとTV観てるよりは良いかもしれない
それに何であれ,集中してるときの表情って好ましい.
人も犬も.
(今,膝の上で1頭の犬がものすごく集中して寝ている)

ま,とりあえずの環境と道具は揃った.
あとは,どれだけ良いネットワークを築けるか,だ.
これだけは彼女自身の資質と心がけの問題で,親や道具がどうこうできるもんでもない.
頑張ってください.