月曜日, 9月 13, 2010

1時間前のできごと

思ったより早く出張仕事が片付いた.
京都駅で蓬莱の看板を見つけたとき,豚まんを2つ購入し,クーラーの効いた部屋でパクつきながら,ゆっくりサッカーの衛星放送を楽しむと言うゴールデンプランが,あっという間にでき上がっていた.

ちなみに,まろにとって蓬莱の豚まんは,高級ではないがご馳走であり,小さい頃の家族の記憶であり,学生時代の栄養補充食であり,つまりはれっきとしたソウルフードなのである.
ここ何年も食べてなかったし,どんだけ楽しみだったか.

その豚まんを網棚に忘れたのに気付いたのは,電車を降りてプラットフォームの階段を昇っているときだった.一瞬,全身の血が逆流するくらい慌てたが,車両は走り出していてどうしようもない.
駅員に連絡すれば戻ってきたかもしれないが,プランを維持するのは時間的に無理だろうし,そもそも2個320円の豚まんにそこまでするのも恥ずかしい.もう,あきらめるしかなかった.
(それにしても,降りる直前,電車が減速しだした頃まで覚えていたのに,席を立つときには綺麗さっぱり忘れたというのは,ちょっとアレかもしれない)

駅からアパートまで歩く10分ほどの間に,日曜日に購入しておいたラーメン「好きやねん」を作って食べるという対案を思いつき,ともすれば荒廃してしまいそうな心を何とか立て直すことができた.

アパートに帰ってから計画を実行に移し,茹でたラーメンをスープの素を入れた容器に入れたまでは良かった.スープが跳ねても良いように,どんぶりを流しに置くという,我ながら周到な手順で遂行した.
なのに,,,
熱いうちにざっと流しておこうと,使った鍋に水を張ったのが間違いだった.
揺すって回したその水を,流しに置いたままのどんぶりに勢い良くぶちまけてしまったのだ.
あっと思った時はもう遅かった.
でろでろと力なくあふれ出す,ゆで上がった麺たち.
修正ゴールデンプランも,完全に消滅した.

すみません,しょーもないグチを長々と書いて.
何かしてないと,心が折れそうだったので...
もう寝る.
 

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