火曜日, 6月 17, 2014

正しいシープドッグの育て方

  • ~生後15日: 生まれて間もないこの時期から勝負は始まってます。おっぱいに回り込んで到達するよう、親犬の前に障害物を置きましょう。
  • ~生後1か月: 優秀なシープドッグは、生まれてすぐにフセの姿勢をとります。すかさず、「ライダウン、ライダウン、ライダウン・・・」と声をかけてください。これを専門用語で「コマンドをかぶせる」と言います。
  • ~生後1か月: 目が開いて最初に見るものは重要です。決して猫を見せないように。
  • ~3ヶ月: 社会科が重要な時期。まず地理と歴史を教えてあげてください。
  • ~半年: 「シープドッグ養成ギプス」を装着して、正しいクラウチング姿勢を叩き込みましょう。アウェイとカムバイのお勉強も忘れずに。
  • ~1歳: いよいよ「牧場デビュー」です。本場イギリスでは赤飯を炊いて祝います。
  • ~1.5歳: トライアルを目指すなら名門私立校に、そうでなければ公立で十分でしょう。
  • ~2歳:  どこに出しても恥ずかしくない、立派なシープドッグの出来上がりです。あなたも犬もよく頑張りましたネ!

火曜日, 6月 10, 2014

ヘビネタ

また、いらぬ殺生をしてしもた。

ニワトリたちが寝場所にしている倉庫に向かう小道、軽自動車の脇あたりにでろんと伸びた1mくらいの青大将がいた。
道の脇にでもいてくれれば見逃してやるのに、狭い小道にスタートラインみたいに横たわってるから、避けて通るわけにもいかない(跨ぐのなんか死んでも嫌だ)。
近寄っても動かないし。

しかたなく、スコップでバンバン頭を叩き、昇天してもらった。
毎年やってるけど、こればっかりは何度やっても嫌なものです。
嫌なくせに、グネグネのたうち回るヘビから目が離せない。
あー気色悪い。

例によってHiroさんにお願いして、屍を近くの雨除けの屋根に放り上げてもらう。
鳥葬にするんですな。
ぐえぇぇぇ~。


そんなこんなで、朝からゲッソリしてしまったのだが、仕事には行かねばならぬ。
一旦、部屋に戻り、服を着替えて再び出てくると、、、

さっきとまったく同じ位置に、同じくらいの大きさの青大将がいた!
しかも、おんなじ姿勢で!
ぐぇぐぇぐぇ~、マジかよ~!?

嫌がらせか?
それとも、仲間の復讐しにきたん?
もしかしたら、さっきの生まれ変わり?
どーでもえーけど、そんなとこにおられたら、車に乗れんでしょうが...

幸い、今度はすぐに逃げて行ってくれたので、殺生せずにすみました。
頼むから、一生、目の前に現れないでくれ。
なんまんだ~
なんまんだ~

火曜日, 5月 27, 2014

毛刈り報告

羊の毛刈り、何とか今年も完了しました。
お手伝いいただいた方、声援いただいた方、本当にありがとうございました。

今回の新兵器は、新型バリカンと刃砥ぎツールでして、どちらもまぁそれなりに効果はありました、、、けど、劇的に状況を改善するには至らず。
刃を新品に替えた当座はビックリするくらいの切れ味なのに、2,3頭でガクッと落ちます。

羊たちの毛が良くないんだろうか?
ならば、というわけで、今年から刃砥ぎにも挑戦してみました。
説明書にあった通りにガシガシ砥いでみたんですが、「ちょっとマシになったかも?」くらいで、とても新品刃のようにはいきません。
すっげー期待してたのに。

変圧器、クーリングオイル、刃砥ぎツール、新型バリカン、、、これまで、作業の抜本的効率化を目指して投資に投資を重ねてきましたが、それももう限界です。
あとは神に祈るか、腕を磨くか。。。

それでも、ちょっと無謀でしたが、今年は某牧場で出張毛刈りまでしてきました。
毎年ぼろ雑巾のようになりながら、これでも少しずつ上達してるんです。

いつか自分で納得いくように刈れるようになったら、名前を変えるつもりです。
「シザーハンズ・まろ」とか。 
 
 

木曜日, 5月 22, 2014

理由

これだけ鼻突き合わせて暮らしてるのに、動物たちのことは、まるでわからない。
何を見て、何を感じ、どんな衝動に突き動かされているのか?
皆目、金輪際、徹頭徹尾、びた一文だってわからない。

というのはウソ。
一つだけわかっている。
それは、彼らが私たちのことを認め、彼らなりに信頼してくれている、、、ような、、、こと。
根拠もへったくれも無いが、これだけは「わかる。」

それがうれしいし、誇らしくもある。
だから、動物たちには精一杯敬意を払うし、彼らの暮らしはできる限り尊重したい。
誰でもウエルカムの「ふれあいファーム」にできないのは、たぶん、その辺が理由なんだと思う。
 

月曜日, 5月 12, 2014

爽やかな朝が暗転

久しぶりに「途方に暮れ」た。

その日はゴミの収集日だったので、のんびりと使い古しの網を袋に詰めていたところ、Hiroが血相変えて駆けてくる。
「それどころじゃないっ!」
エミューが脱走したらしい。

駆けつけると、3羽のうちの1羽が、敷地の外側をウロウロしている。
夜の間に、何かに驚いて柵を飛び越えてしまったのだろう。
柵の外はもう他所さんの畑で、その隣は田植えの終わった水田である。
農家の人にとって、水を張った田んぼは神聖にして侵すべからずの聖地である。 そこを不気味な怪鳥が走り回り、苗を踏み荒らしでもしたら、、、と思うと、生きた心地がしない。

エミューはおとなしくて人懐こい鳥だが、図体の割に怖がりで、パニくると凄いスピードで駆け回る。
そうなると、もう誰にも止められない。
力も強いので、運よく捕まえたとしても、蹴飛ばされる危険もある。

というわけで、最初は穏便にエサで釣ろうとしたが、警戒してまるでついてこない。
自分で飛び出したくせに、中に入れて~!と、柵の側を離れない。
エサ作戦は早々に見切り、馬用の長いリードを身体に巻きつけ、引っ張ることにする。

幸い、リードはおとなしくかけさせてくれた。
しかし、入り口まで連れて行くためには、一旦、柵から離れる方向に移動しないといけない。
それを嫌って暴れる暴れる。 少しでも仲間から遠ざかるのが怖いのだろう。
そーだよなー、怖いよなー。

いっそ持ち上げて柵の上から放り込んでしまおうと、今度は脚立を運んでくる。
しかし、柵もエミューも脚立もみんな180cmくらいある。
暴れるエミューもろとも地面に落下する図が頭をよぎり、決行する勇気が出ない。

進退窮まる。
思わずその場にしゃがみ込んで幼児に退行したくなったが、それでは何も解決しない。
しかたなく、力づくで引っ張っていくことにした。
幸いにも、一度抵抗して横倒しになってからは、そのままズルズルと引きずられていく。 (猫も羊もそうだけど、動物って引きずられると脱力する習性があるんだろうか?)

とにかく、表面的にはいつもの状態に復帰した。 エミューたちは、何事もなかったかのように敷地を歩き回っている。
しかし、「柵を飛び越えられた」という事実は重くのしかかったままだ。
何か対策を講じないとなぁ~。



金曜日, 5月 09, 2014

残業の鬼

↓の記事「日本人は怠惰だ」を読んだとき、以前、同じ会社に勤めていた人物を思い出した。
以下はその思い出話。(オチも教訓もウンチクも無いので安心してください)

彼は会社の購買部門に所属していた。
その部門は、500人超の事業所の購買業務を一手に担っており、確かに忙しい部署ではあった。

それでも、月150時間を超えることが珍しくないという、彼の残業時間は尋常ではなかったと思う。
たぶん労働基準法に引っかかっていたはずだが、当時はその辺の運用はルーズだった。

業務が多かったことを差し引いても、彼の場合、明らかに仕事の効率が悪かった。
机の上には処理を待つ帳票が山と積まれ、発注した社員からの督促電話が頻繁にかかってきた。
それを避けるためなのかどうか、彼は日中はほとんど席につかず、外出や会議と称して姿をくらましていた。
そして終業時刻がとうに過ぎた頃、どこからともなく現れ、おもむろにデスクワークに取り掛かるのである。

ある日、珍しく勤務時間内に着席していた彼のもとに、とっくの昔に購入依頼したのにどうなってるんだ!?という、キレ気味の電話がかかってきた。
一瞬、あたりに緊張が走り、近くの者は耳をそばだてた。
その書類が机上の山に埋もれていることは、誰もが確信できたからだ。
人々の関心は、事態の推移というより、彼がどんな釈明をするかに集中していた。

しかし次の瞬間、彼は涼しい顔で言い放った。
「書類が来てませんね。出し直してください。」
誰もが耳を疑い、正義の通らない世の中を呪った。

定休日の土日は、毎週のように出社(休出)である。
休出時の彼の勤務内容は、平日以上に謎に包まれていた。
いくつかの目撃情報-構内を散歩していたとか、自家用車を洗車していたとか-は出回っていた。
あくまで「噂」という形でだが。
それが本当なのか、あるいは悪意のこもったデマなのかは、今となっては確かめようもない。
ただ、そうやって残業時間を積み重ねても、書類の山は一向に減らなかった。

おそらく彼には、本給を軽く超える残業代が支給されていたに違いない。
「残業残業で身体ボロボロっすよ」とこぼす彼の顔は、その言葉の意味とは裏腹に、イキイキとしていた・・・らしい。

もう20年くらい昔の話。
その後、彼がどうなったのかは知らない。
たぶん年相応の役職に就き、部下に訓示してたりするんだろう。
「仕事は効率です」とか。

月曜日, 5月 05, 2014

覚え書き

とりあえず、夏までにやっとかないといけないこと。

 羊の毛刈り
 あちこちの草刈り
 第二放牧場の柵直し
 ログ小屋のデッキ修理
 ログ小屋のペンキ塗り直し
 裏庭への砂利撒き
 第一放牧場の鹿柵修理
 薪集め
 犬エリアの遮光ネット張り
 ・・・

もう、仕事なん かしてる暇ありません!

土曜日, 4月 26, 2014

ライダウンの抜け殻

一昔前に流行った「芸能人は歯が命」に倣えば、さしずめ「シープドッグは目が命」。

犬種の中で一番目が強いのが、たぶんセッターやポインターの類で、彼らは獲物を見つめると身体が固まってしまう。ボーダーコリーはそこまで極端じゃなくて、睨みながらも動くこともできる。

「見つめる」ことは、その衝動を持つ個体にとってはそれ自体がSelf Rewardingな行為とされていて、これという指示や報酬が無くても、延々と睨み続けることができる。
この衝動は人間には理解しにくいが、もしかしたら、ゲーム中毒やスマホ依存も似たようなものなのかもしれない(違うと思うけど)。

るぢ男くんの目はそれほど強い方じゃないと思うが、それでも朝夕の動物世話タイムには、自分の出番が来るまで、延々とニワトリを見つめている。
誰に頼まれたわけでもないのに、風が吹こうが雨が降ろうが、ベッタリ地面に伏せ、見張り続ける。(ちなみにこの見張りは何の役にも立っていない。トリたちは、るぢ男の目の前でエサを啄んだり、頭を踏んづけていったりするからね)
ほとんど芝居がかった生真面目さは、バッキンガム宮殿の衛兵を思わせる。

先日、おもしろい光景を見た。
ニワトリを見張るるぢ男くんの様子がなんとなくおかしい。
いつものように伏せてはいるものの、身体に力がこもってないというか、目が虚ろというか。。。

パッと見にはわからないだろうが、毎日彼の様子を見ている私たちの目はごまかせない。
まさに、「心ここにあらず」。
犬も仕事のフリをするんだ~、と妙なところで感心した。

理由は不明。
様子がおかしかったのはそのとき限りで、それ以降は今までと変わらず監視に精を出している。
体調が悪いとか、恋に悩むとか、人生に疑問を感じるとか、、、まあ、犬にもいろいろと事情があるのだろうと、あえて好意的に解釈している。

水曜日, 4月 23, 2014

バリカニック・ハイ(2)

↓だけでは記事にならないので、書いておきます。

買ったんですよ、、、3羽目のバリケンを、、、じゃなくて、2台目のバリカンを!
ごめんなさい、どうも感情のコントロールがうまくできないので、ぐふっ。

ちょっとというか、めちゃ高かったですが、エヘッ、軽量の羊バリカン。
そうやね、カタログの文言を書き写してみましょ。

「他社のバリカンに比べて10%以上の小型化および20%軽量化が施されているので、自然と強いグリップ感を味わうことができ、まるでバリカンを身体に装着するといった感覚に近いものがあります。」

あははははは、、、失礼。
「バリカンを身体に装着」して何がうれしい?とゆーツッコミは置いといて、とにかくまぁそういう次第ですわ。

いやー、毎年(このシャレわかります!?)、ちょっぴりユーウツだった羊の毛刈りが、今年は楽しみになりました。
これで、去年までの苦労が、実は腕じゃなく道具のせいだったということが証明されるでしょう。
夢の2人同時作業も実現します。

というわけで、ゴールデンウィークは毛刈りウィークということで、ちょっとずつ片づけていきます。
見学/体験したい方はぜひファームにいらしてください!!

何より、くぅぅ~、絶好調のまろと会えます!

バリカニック・ハイ(1)

ふふふふふふふ・・・

以上

土曜日, 4月 19, 2014

お前が言うな、って話ですが

この「日本人は(案外)怠惰である」という記事、おもしろいです。

自分も含めて、確かにそんなところがあると思う。
私たちが「勤勉」と思いこんでることって、案外、同じことを繰り返すことで知的負荷を軽減していることと、イコールだったりする。

最近は「おもてなし」が大流行りだけど、本当に「おもてなし」したいなら、相手のことを理解しなくちゃいけないと思うし、本当に相手のことを理解したいなら、自分が変わる覚悟がいるのだろう。

相手が動物でも同じことだと思う。


火曜日, 3月 18, 2014

熱血るぢ男が行く

るぢ男くんは、熱い男だ。
だからなのかどうかわからないが、暑さに弱い。

るぢ男くんは、この時期になるとガクンと食欲を落とす。
3月にして、早くも夏バテなのだ。

ついこの前まで、エサ皿を見るとぶっ飛んできてたのに、ここ数日は、物憂げに顔を上げて「あ、ご飯ね。そこ置いといてください」という感じ。むかつく~。

仕事もいいかげんになってきて、羊の餌やりの途中にフといなくなったかと思うと、作業が終わった頃にお隣さん(と言っても30mくらい離れてる)の畑からトコトコ帰ってきたりする。

例年、彼が絶好調になるのはほとんど12月に入ってからだし、それが3月にはもう終了。。。
オフシーズンが9ヶ月というのは、ちょっと許しがたい。
ツンツンの薄毛のくせに。


仕事中のるぢ男


...じゃなくて、こっちだ

水曜日, 3月 12, 2014

すし屋の呼び名に関する件

週一くらいのペースで大手チェーンの回転寿司に通っている。

寿司が好きというよりは(好きだけど)、すし屋の駐車場にある自動精米機のヌカをいただくのが目的。
ヌカとオカラは、ファームの2大食材だからね。
最近は、犬たちもご相伴にあずかったりしている。

子供の頃、外食で寿司というと超ド級の高級料理だったけど、たぶん今の子供にとって、すし屋と言うのはイコール回転寿司のことだと思う。
だとしたら、もうそんな無粋な名前は止めて、単に寿司屋と呼べばいいじゃないか。
そのかわり、普通の寿司屋のことを固定寿司とか板前寿司とかカウンター寿司と呼んで、プレミア感を出しましょう(自分でも、何を言ってるんだか...)。
それにしても長い間ご無沙汰だな、カウンターのすし屋。

アメリカでも、寿司の定着ぶりはすごいらしい。
以前は高級日本料理店というイメージがあったが、最近は、なじみ深いパック入りの寿司がスーパーで普通に売られている。
それを休憩時間なんかに買ってきて、パパッと食べる。
箸の使い方も堂に入っている。
ほんの10年くらい前は、それこそ箸にも棒にもかからないほど不器用だったくせに。
でも、まだ味噌汁は飲めねーだろ。

日曜日, 3月 02, 2014

シープドッグいろは歌留多 ゑ~京

【ゑ】Aはいらないアジのもの
   ←縁は異なもの味なもの
Aフレームを使うのはアジリティ

【ひ】ヒルは一代眼は末代
   ←人は一代名は末代
どんな立派な牧場も一代で潰れるが、シープドッグは継承される

【も】目前の子羊慣れぬ脚を踏む
   ←門前の小僧習わぬ経を読む
子羊のくせに、イッチョマエに前脚で威嚇する

【せ】正確にはカエル腹
   ←背に腹はかえられぬ
「体格が良い」というのは誉め言葉とは限らない

【す】スイカの実を食う?
   ←粋が身をくう
基本、何でも食べます。

【京】京の田舎にあり
   ←京に田舎あり
〇〇ファームのこと?



 

日曜日, 2月 23, 2014

シープドッグいろは歌留多 あ~し

あまり面白くもないのになぜ続けるかというと、それは、始めてしまったからです。。。

【あ】頭掻けても尻掻けず
   ←頭隠して尻隠さず
(犬ってふつうそうでしょ)

【さ】柵も木から腐る
   ←猿も木から落ちる
(もう年がら年中、柵の修理をしてる気がする)

【き】極めてお気楽、見事に遅刻
   ←聞いて極楽見て地獄
(中にはゆるゆるの犬もいて、あろうことか仕事に遅刻する)

【ゆ】悠々自適
   ←油断大敵
(引退したシープドッグが母屋でのんびりと暮らす様)

【め】目の上のタン
   ←目の上のたんこぶ
(トライカラーにはよくありますけど、それが何か?)

【み】身内から出た恥
   ←身から出たさび
(どこに出しても恥ずかしいヤツというのはいる。人も犬も)

【し】知らんわ、ほっとけ
   ←知らぬが仏
(勝手なことをする犬は放っておくに限る)


土曜日, 2月 22, 2014

オトナのフリ

中高生の頃、中年越えのオッサンと言えば、理解も共感も及ばない、完全に隔絶した存在だった。別に悪口じゃなく、オッサン達は確かに不格好で横柄だったりもしたけれど、人間社会というものにどこまでも通暁した安定感抜群の存在、という意味でだ。
それに引き替え自分は、無知で無力で、強がるくらいしか世渡りの武器の無い、情けない存在だった。それでも自分も歳を重ねていけば、どこかで別人種にガラリと生まれ変わるのだろうと、何となく思っていた。
今、実際に馬齢を重ねてみて、それが間違いだったことがわかる。

その頃と今の心根は、見事なくらい地続きだ。
全く同じとは言わないが、少なくとも断絶は無い。
もし今、14歳の容姿になれたとしたら(なりたくないけど)、違和感なく高校生活が送れる自信がある。
それを確かめる術は無いし、実際にはそうじゃないのかもしれないが、そういう風に思えてしまうとところは否定できない。

何が言いたいかというと、オトナというのはなるものではなくて演じるものだということが、段々とわかってきたということ。
最近、つくづくそう思う。
子供っぽい欲望やわがままは、いつまでもたっても消えて無くならないことが、実際に歳を重ねてみると骨身に沁みてわかる。

多分私たち大人はみんな、常識をわきまえたオトナを演じることで、周りの人間から信頼され、時には頼られたりもしながら、それを隠れ蓑にして世の中を渡っている。ミもフタも無い言い方だけど、それが実情だと思う。

ある種の社会的地位にある人たち、例えば学者や社長や芸能人やアーティストなどには、子供っぽい人が多い。それは彼らが選択的に子供っぽいのではなく、彼らの職業がそういう風に認知されていて、ことさらオトナを演じなくても、周りからちゃんと遇されるからだろう。
「老人」もそういうポストの一つで、よく「老人になると子供に還る」と言われるけども、それは長く生きたということで一目置かれ、仮面を着ける必要が無くなったという面もある。

...とここまで書いて、急に書く気力を失ったので止めます。
コドモだから、許してね。

水曜日, 2月 12, 2014

シープドッグいろは歌留多 や~て

【や】焼くもの無いの?全然肉無い!
   ←安物買いの銭失い 
(犬連れBBQでは、往々にして悲劇が...)

【ま】巻き尾はちょっと
   ←負けるが勝ち
(Jの字は好まれるが、背中の上まで巻いた尻尾は敬遠される)

【け】毛はみ出て薄く
   ←芸は身を助く
(く、苦しい、、とても苦しい、、、でもそれが快感)

【ふ】笛は鳴らねどタカが用事
   ←武士は食わねど高楊枝
(コマンドが無くても、日々の用事くらいは犬が勝手にやってくれます)

【こ】ころがされて強ぇ~
   ←ころばぬ先の杖
(強い羊に頭突きされて、すっ転がされるときもあります)

【え】得てして音を上げ
   ←得手に帆を上げ
(最初に威勢の良い犬は、バテるのも早い)

【て】停止をすれば良いんだし
   ←亭主の好きな赤えぼし
(ライダウンは、形はどうあれスピードが緩まればOK)

日曜日, 2月 09, 2014

フル天才

「振る」という行為は、先端に付着した、あるいは内部に残存した水様物を散逸させるために、子供未成年高齢者含めたほぼ100%の男性が日常的に経験している。これを怠れば、起立や収納の際に、不覚の一滴が衣服に付着あるいは床に落下することとなり、極めて不愉快な事態を惹起する。
自分の場合、当該行為を5歳齢から1日平均5回実施してきたとすると、今までざっと8万9千回繰り返したことになり、これは日本に生息する動植物種に匹敵する数字である。だからどうというわけでもないが。

世の中には1万時間の法則というのがあって、これは、一般に天才と言われるパフォーマンスが実は生まれもってのものではなく、ほとんど例外なく1万時間に及ぶ専門的トレーニングの賜物である、という説。雑誌記者のマルコム・グラッドウェル氏という人が「天才」と言われた偉人たちを調べ上げ、この法則を見出したらしい。
何だそんなもんかと一瞬思うが、1万時間と言えば、1日5時間のトレーニングをしたとして、それを5年以上休み無しで続けないといけないわけで、やっぱり尋常じゃない。それだけ努力できるということが、生まれつきの才能なんじゃないの?と思ってしまう。

でも、ちょっと待ってほしい。

もし一回の行為に1/10時間=約6分の時間をかけていれば、「振る」ことにかけては天才の仲間入りができたかもしれないということか。もしそういう競技があったとしたら、今頃ソチに行っていたかもしれない。いや、さすがにオリンピックは厳しいとして、ちょっとした名士とかカリスマとか教祖とか、少なくとも地方の有名人くらいにはなっていただろう。惜しいことをした。

さ、現実逃避はこれくらいにして、動物の世話をしにドロドロのフィールドに出ていくことにしよう。

 

火曜日, 2月 04, 2014

シープドッグいろは歌留多 ら~く

【ら】ライダウンあればクロッシングあり
   ←楽あれば苦あり
(単純な作業から高度な技まで、一通りこなせるようになること)

【む】無理に通せばそれがシェディング
   ←無理が通れば道理ひっこむ
(群を二手に分けるため、強引に羊の隙間を通させる)

【う】うしろから出たとこ勝負
   ←うそから出たまこと
(ルックバックで見えない羊を追いに行きます)

【ゐ】いぬが見えても動じない
   ←いもの煮えたもご存じない
(こういう羊はトライアルドッグにはしんどい、、、かも)

【の】のど元撫でれば背中丸まる
   ←のど元すぎれば熱さ忘れる
(のけぞって抵抗する羊も、腹を撫でてやれば丸くなって毛が刈りやすくなる)

【お】追い手が子羊を従え
   ←老いては子に従え
(強い犬ほど子羊には優しいので、子羊がついていくことも)

【く】臭いものにはダイブ&ロール
   ←臭いものにはふた
(犬のクセは千差万別なのに、これだけはなぜか共通)
 

土曜日, 2月 01, 2014

失礼とかそういうレベルじゃないかもしれない

何なんだろう、この激しい物忘れは?

一週間前に今日の4時に事務所に伺う約束をして、それを午前中までは当然のように覚えていたのに、午後にはもうキレイさっぱり忘れていた。

代わりに何をしてたかというと、3時53分からやってる「最高の離婚」の再放送を見逃さないために家の用事をどうかたづけたらいいかとか、そんなことばかり考えていた。
で、先方から電話がかかってきたときは、あんだようるさいな、今いいとこなのに(怒)状態で、不機嫌声で応答する始末。

平身低頭。

もう、健全な社会生活を送れない身体になってるのかもしれない。