金曜日, 2月 17, 2017

雪が白いとは限らない

やまない雨も、明けない夜も、今まで一度も無かった〜と、さだまさしがカン高い声で歌っていたけれど、ファームで暮らしていると、雪やみぞれが一度も降らない日はもう永遠に来ないんじゃないかと、深い絶望にとらわれるときがある。

太平洋側に住んでた頃は想像もしなかったが、この時期の日本海側気候というのは信じられないくらいwetだ。
お、晴れてるやん!と外作業に出ようとしても、服を着替えてる間にもう暗〜くなってきて、倉庫に辿り着く頃には白いものがチラチラしている。
雪が犬遊びが結びついていた頃は、ちょっとは愉しみな面もあったが、ここまで生活と密着してくると、もう後ろ向きの気分にしかならない。

ただ福知山は確かに雪はよく降るけれど、めちゃくちゃ寒いというほどでもない。
だから雪は降ったそばから融ける。
その上を動物たちが歩き回って、地面はぐちゃぐちゃのドロドロになる。

実はこれが辛い。
気力とか覇気とか、そういう希少なものが全部泥に吸い取られてしまう。

毎年のことで、いい加減慣れてもよさそうなものなのに、その気配もない。
しかも今年は新参者のアルパカと仔犬たちがいて、そいつらが体中を泥だらけにするので、なんかもう気が狂いそうな状況になっている。

もし3日間の晴天が約束されたら、悪魔に魂を売り渡してしまうかもしれない。


0 件のコメント: