昔の職場の友人たちが、はるばる関東から駆けつけてくれた。
あいにく残暑厳しく、動物たちを引っ張りまわすのも気が引けたので、舞鶴のとれとれセンターや天の橋立など、もっぱら日本海観光に勤しんだ。
皆さん泊まっていってくれたので、ゆっくりと歓談することができた。
それにしても、「話が通じる」というのは心地良い。
この地に来て8年目になるが、実はいまだに土地の人のことばがうまく聞き取れずにいる。話の中に出てくる固有名詞(知合いの誰それとか、農業関係のテクニカルタームとか)がわからないし、そこにお酒が入って話題があっちこっちに飛び出すと、もう最初から終わりまでコテンパンに理解できない。
で、アルカイックスマイルを浮かべて静かに佇むことになる。
よく、仕事が捗らない理由として「会議が多すぎる」というのがあるが、これは事の順序を取り違えるから生じる不満であって、本当は「会議をするために」仕事をひねくりだしてるのだろう。オレらは。
「仕事」という共通の土台があれば、とりあえず、話を通じさせようと皆が努力するからね。元来、コミュニケーション下手な"オレら"でも、何とか場が持つ。
あれだけ憂鬱だった打合せが、今はもう懐かしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿