SF作家の小松左京さんが亡くなられて一ヶ月過ぎた。
中高生の頃、氏の作品を随分と読んだ、とゆーより、溺れるように読みまくった。
さっき本棚を数えてみたら、文庫本ばかり43冊もあった。失くしたのもあるだろうから、50冊近くは読んだことになる。
これだけ大量の作品に接していると、文体だけでなく、作者の感じ方や思考パタンまでわかった気になる、、、というのはウソだけど、どこか身近なオジサンという感じしてくる。ありえないくらい物識りなオジサンだけど。
特に好きだったのは「継ぐのは誰か」とか「復活の日」といった骨太の長編作品。
何度も読み返してクタクタになったそれらの本を開いてみると、あちこちにソースのシミや鼻毛の標本がついてたりして、その頃の生活が匂い立つようである。
慣れ親しんだ文章の一つ一つが本当に懐かしい。
ご冥福をお祈りします。
氏の作品をほとんど読み終えた頃、今度は筒井康隆さんに入れ込むことになる。
たまりたまった所有本が80冊。
こーなると、好みというより一種の嗜癖なんでしょうね。
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