水曜日, 3月 09, 2011

野生動物のペット化

う~ん,知らなんだー.
ロシアの研究者が野生動物(キツネ)の家畜化実験をしていて,予想を超える成果が出ているらしい.→記事

50年間の選択交配で,人間に会うと「しっぽを激しく振り,仰向けに寝転がると,かまってもらいたくてハッハッとあえぐ」犬のような動物になったとか.彼らは人間の表情を読み取り,ときに犬以上の賢さを示すという.

方法は単純で,人間にフレンドリーな個体を選んで交配を重ねただけ.
しつけや訓練などは一切せずに,ヒトとの接触も最小限にしたとのこと.
130匹のぎんぎつねからスタートして,30~35世代で積極的にヒトの庇護と触れ合いを求めるキツネが100頭以上生まれた.

もっとびっくりなのは,気質だけでなく外見も変化したことで,尖って立っていた耳が丸くなり,単色だった被毛にぶち模様が現れ,体格が小さくなった.
つまりオオカミ→犬みたく,人間から見て幼く可愛い感じに「進化」したわけだ.
もちろん,もともと犬に近い動物だから,というのはあるだろうけど,それにしてもたったの50年でねぇ...

ネット上に写真発見(あれ?6年も前の記事じゃん).
キツネ顔のボーダーコリーかと思った...
 


家畜化に関与する遺伝子を発見することが研究の目的なので,もし成功すれば,多くの動物(人気のアライグマとか)の家畜化が可能になるかも.
いや,「ヒトの家畜化」だって可能かもしれないな.

そういえば噂を聞いたことがある.
実は日本でその実験が極秘で進められていて,ペット化の兆候が見られたサンプル群には,地域名と交配回数を組み合わせた〇×△48というコードネームが付けられている,,,な~んてね.

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