金曜日, 12月 25, 2009

クリスマス

人伝に聴いた,ある幼い兄妹の話.

朝早く,プレゼントの期待に胸ふくらませながら目覚めた二人が発見したのはサンタからの手紙-「プレゼントを届けに来たけど,あまりに部屋が散らかっててびっくりしたので,今日は帰ります.またね!」-

その日,二人は大泣きしながら部屋を片付けたんだそうな.

なるほどー,その手があったか.
中3の娘にも効かないかな?
 

土曜日, 12月 19, 2009

動物たちの狼藉

時間があったので,ぶらぶらと第一放牧場の柵を見て回りました.
想像以上に荒廃が進んでいます.

まず,先週は確かにあったゲートが跡形もありません.綺麗に分解されて脇に片付けてありました.何でも羊追いの練習をしたときに,どどどどっと羊たちが駆け込んできて「まるでボウリングのピンのように」バラバラにはじけ飛んだらしいです.さっそく工具箱を持ってきて再生しました.

その横を見たら,柵の横いおわっ!

(ここでカイラ軍団(母娘3頭)が部屋になだれ込んできたので1分間執筆中断)

その横を見たら,柵の横板が折れる寸前まで歪んでいます.草が食べたかったのか,馬が隣の放牧場から力任せに首を伸ばしたのでしょう.代用板を持ってきて交換しました.その辺りの横板はみんな大なり小なりひん曲がっています.それぞれ補修.

やれやれと帰ろうとすると,針金の金属柵が異様に凹んでるのが目に入りました.
その曲率には見覚えがあります...コロコロに太ったヤギの腹.
自由人トトとメメがぐりぐりと身体をねじ込んで,性懲りも無く脱走を繰り返しているのでしょう.

この地に手作りのマイクロファームを拓いて5年と半年.
そろそろ大改修が必要かもしれません.
 

日曜日, 12月 13, 2009

シジフォスの悲劇

初めから勝ち目が無いことはわかっている.
いくら掃除しても,いくら片付けても,いくら犬を風呂に入れても着実に荒廃が進む.
元気なボーダーコリーが5頭もいる上に,雨のせいで庭が泥田だからね.

この一見無為で希望も報酬も無い労働はしかし,世の中でもっとも気高く崇高な労働でもある.
秩序という一瞬の美を顕わすために,勝ち目の無いエントロピーとの戦いに挑むのだから.

そう思わないとやってられまへん.
 

月曜日, 12月 07, 2009

やだね

お金気にせずシリーズもんをまとめて買うのが「大人買い」なら,途中でどこまで買ったか忘れて一部ダブらせてしまうのは「老人買い」?それとも「もーろく買い」?

のだめ6,7巻,誰か買いません?
 

水曜日, 12月 02, 2009

あっという間に読了

儲けてる会社をヨイショするのも癪だが,やっぱりAmazonはすごいなぁ.
ポチポチっとPCに打ち込んだ品物が,2日後にはもう田舎の一軒家のコタツの上にある.
そんな感慨に耽る男の手中で燦然と輝く,のだめ23巻+初版限定DVD!
キターーーー!

一気読みの衝動を気力で抑え込み,2日に分けてじっくり読んだ.
だってガガーッと読んじゃうと,少女まんがリテラシーの無いおっさんには,キャラの心情(≒ストーリーそのもの)が理解できないんだもん.

良かった.
どれくらい良かったかというと,3回目(もう復習している)に読んだ頃にはもう,これこそ自分が期待してた幕切れだったと思わせてくれるくらい良かった.本当は予想外れまくりだったのに.
おーよ,これ以外,ありえないじゃん.
至上のコンツェルトとか,コンサート最中の結婚とか,ミルヒー師匠の腹上死とか,安直な結末を考えていたのはどこの誰だ?

ゴミの中のピアノ演奏で出会った2人が,人と音楽を本当に愛する覚悟を決めるまでの,136回に渡る長い長いレッスン.
コメディ調で始まった風変わりな音大生の話は,やがて,音楽という荒海を航海する若者達の群像劇にふくらみ,最後はまた2人の出会いに回帰していく.
いつか来た道のようでまるで違う第一歩.
う~ん,見事です.
一部には「もっとカタルシスを!」という声もあるらしいが,それは強欲というものでしょう.

何気にぐっときたのは,夢破れて帰国する中国留学生が,チャンスを掴んだのに音楽から逃避するのだめを叱咤する場面.ユンロン,お前本当に良いやつだな.
脇役キャラが立ってるのも重要ですね.

映画も公開されるが,あまり商業ベースで考えずに作って欲しいなぁ.(もう遅いけど)
初のまんがの大河ドラマ化!なんてどうでしょう,NHKさん.