水曜日, 3月 04, 2009

なんと回鍋肉ってホイコーローって読むんですね!?
知らなかった.
ホイコーローっていう中華料理があって,それがどんな料理かも知ってたけど,まさか回鍋肉という漢字がそうだったなんて...迂闊であった.

じゃあこれまで何と読んできたかというと,「カイセンナベ」.
普通の人がカイセンナベと聞くと真っ先に「海鮮鍋」を思い浮かべるだろうが,自分の中では7:3くらいの勢いで「回鍋肉」だったのである.

まぁ回鍋をカイセンと読むのは,字面から言っても許容範囲だと思うが,いくら鍋という漢字に並んでるからといって肉をナベと音読して何十年も生きてきたというのは,重く受け止めるべきだと自分でも思う.

それにしても不思議.
職場の食堂でも月一回は回鍋肉を食しているが,それはあくまでカイセンナベという料理であって,ただの一度も,「これってもしかして,あのホイコーローではなかろーか?」と疑ってみたことが無かったのである.
冷静に振り返れば,あの料理はどこからどう見ても,間違いなくホイコーローである.
誤解されたまま胃袋に消えていった無数のキャベツや肉や辛味噌たち.
今更ながら,悔やまれてならない.

自分にはこういう失態が多い.
湯治を躊躇無くトウジと読めるようになったのはつい最近のことだし(それまでは,当然,ユチ),野放図をヤホウズと言って憚らなかったし,厩舎がキュウシャかどうか自信が持てなくて(今,漢字変換して正解だと確信した),馬小屋という単語しか使わなかった.
ミゾユーを嗤う資格は自分にはない.

こういう読み間違いの多い人は,要するに黙読が多くてオーラル・コミュニケーションを蔑ろにしているのだ,という説を聞いたことがある.つまり言葉と発音の対応付けが弱いのだとか.

はたして自分もそうなんだろうか?
絶対違うと思う.(←この性格のせいですね)
 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

笑いました。すぅぱぁじょおくより、こっちの方が面白いと思う。実話の力?

高校の時、新任の国語の先生が、
真面目を堂々とマメンモクと読んでいました。
私たち生徒は、これは、この若く美しいミニスカートの新任の先生のじょおくだと思って、礼儀正しく笑ったのです。
そうしたら、彼女ったら、真面目に、「何を笑うか?」と、美しい眉根をひそめて問いかけたの。
っで、この先生は、真面目はマメンモクでないという生徒の主張に、ほとんど怒りを発しそうになった。
生意気盛りの生徒達は、もちろん、必要以上にびっくり。
あまりにびっくりして、普通だったらあざけりの表情がはいるはずの年頃の乙女達は、皆真剣に、「先生、これは、マジメと読むのです。」と、国語辞典を差し出したですよ。

国語の教師だったら、とっくの昔に、生徒達から回鍋肉の読み方を教えてもらっていたかもねーー。

匿名 さんのコメント...

マメンモクはすごい.
どこか人を厳粛な気持ちにさせる凄みがありますね.
知り合いにバードウォッチングをウォードバッチングと言われた時があって,このときも一瞬,時が緩やかに流れました.
こうなるともう笑えないっすね.

ところで不真面目はフマメンモク?