火曜日, 11月 12, 2019

Bladeの安静

このところ、7ヶ月の子犬を安静にさせておくという、およそこの世で最も困難なミッションに挑んでいる。
現場は見ていないが、おそらく、羊柵の上部のワイヤに引っかかり、そのままオラァ!と皮膚を破りながら飛び越えてしまったのだ。特に痛そうな素振りは無かったのだが、脇下に手を回したときに、にゅるりと4本の指がめり込んで、十字形の大怪我が発覚した。

動物病院でヤケクソみたいに厳重に縫ってもらってから、外飼いだった犬をリビングに上げ、リードを持って常に静かにさせておくという、神経をすり減らすような生活がもう3週間も続いている。

本来なら、エリザベスカラー付きでクレートにぶち込んでおけばいいのかもしれないが、羊仕事の気配で外犬たちがソワソワしだすと、中で大暴れするのが目に見えている。見るからに危うい傷口がすぐに開いてしまいそうだ(実際、できるだけ静かにさせたつもりなのに、合計4回も縫い直す羽目になった)。

そうやって一日中犬と顔突き合わせていると、つくづく人の生活って窮屈だと思う。
それ齧っちゃダメ、代わりに骨を齧ってな、傷口なめちゃダメだって、ああ、そこに手をかけないで、頼むからちょっと黙っててくんないかな、走るな!、シッコすんな!、飛んだら傷開くやんけ!、、、四六時中声をかけずにはいられない。
それでも犬の適応力は大したもので、癇癪を起こすことも、人を毛嫌いすることもなく、数日で室内暮らしが板についてくる。

実は、昨日獣医に行き、無事に抜糸してもらうことができた。
あと3日ほど安静にさせたら、外に放せるだろう。
犬を置いて近くの温泉と散髪に行くことが、小さいけれど切実な、今の望みである。

2 件のコメント:

しょんのおかん さんのコメント...

かかりましたねー3週間…
我が家も見ないふり、聞こえない聞こえない、いやウンコは喰ってもらっちゃ困る、わー、てな具合で7か月…
ブレイド君、あまりおとーちゃん達に心配かけるでないよ。
とにかく、抜糸できて良かったです。

まろ さんのコメント...

今回の子犬たちはみんな可愛くてしょうがないです。
なんか、外に出すのが辛くなってきました。。。