はじめに荒地があった。
地は形なく、泥がおおい、草むらの上を神の霊が漂っていた。
神は「柵あれ」と言われた。すると柵ができた。
神はその柵を見て、良しとされた。そして地を柵の内と外に区別された。
神は柵の内側を放牧地と名づけ、外側を竹林と名づけた。
夕となり、また朝となった。第一日目である。
神は言われた、「泥と草は一つ所から退き、かわいた地面が現われよ」。すると、そのようになった。
神はかわいた地面を宅地と名づけられ、柵で囲い、住処を作られた。神はそれらを見て、良しとされた。
夕となり、また朝となった。第二日目である。
神はまた言われた、「放牧地は種をもつ草と、種のある実を結ぶ果樹とを芽生えさせよ」。放牧地は、そのようになった。
そこで放牧地は、種をもつ草と、種のある実を結ぶ果樹とを生じた。神は見て、それを良しとされた。
こうして夕となり、また朝となった。第三日目である。
ついで神は「放牧地は、その草を刈るため、草の種類にしたがって家畜を生ぜよ」と言われた。すると、放牧地より羊とヤギと馬とカモとニワトリが生まれた。
神はそれを見て、良しとされた。
こうして夕があり、また朝となった。第四日目である。
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