話はもっと逸れるけれど、書いてるうちに独り合点したことがあるのでついでに書いてしまおう。
そもそも狩のモーターパタンはペットとしての犬には不要なものだ。だから大抵の犬種ではできるだけ持たせない/出現させない方向でブリーディングされてきたはずで、特定の用途に使役したいときに限り、必要なステップを選択的に強化してきた。
ただ相手は機械ではなく生き物だ。確かに狩のモーターパタンは8ステップで説明できるかもしれないが、モデルはあくまでモデルだ。実際にはステップ間の明確な線引きは難しいだろう。あるステップだけ強化しようとしても、それはモーターパタン全体に対しても影響したはずだ。
何が言いたいのかというと、羊追いもそうだけど、レトリーブやハンティングに利用するためにモーターパタンを活用するけども、噛みつきや車追いなどの問題行動は矯正するという考え方は、手前勝手に過ぎるんじゃないか?ということだ。いや、そもそも「問題行動」と命名して涼しい顔でいられる神経が嫌だ。
問題行動も犬のモーターパタンの一部だ。Eyeを愛でるなら、それと同じように問題行動も尊重すべきじゃないのか。闇雲に押さえつけるのではなく、起きやすい状況を避けるとか、それが難しいなら飼い主として全力で庇ってやるとか、いっそ飼い主から身を引くとか、、、いやそれらが全部無理でも、せめてそういう風に思いを巡らすくらいのことはしてもいいんじゃないか?と思う。
書いてるうちに妙に興奮してしまったけど、これって人のモーターパタンかもしれない。
(続く)
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