月曜日, 12月 27, 2021
火曜日, 12月 21, 2021
睨み合い
羊たちはこれが大好きなので、配る時にガンガン突っ込んできて台無しにしてしまう(バケツに頭突きして盛大に飼料をバラ撒いでしまう)。仕方なく配膳時には一旦畜舎の外に出てもらうことにしている。
さぁ犬の出番というところだが、毎朝やってると羊たちも要領を覚えて、自分達から進んで外で待つようになった。だから今の犬たちのお役目は畜舎の中から羊たちを見張ること。
それ、必要ないんですけど(笑)
木曜日, 12月 09, 2021
いろいろ
木曜日, 11月 11, 2021
ぼた餅
羊たちがボタ餅化してる、の図。
牧草を配るときには畜舎を空っぽにしたい(われ先に頭を突っ込んでくるので邪魔でしょうがない)ので、犬を使って羊たちを締め出したところ、浜でゴロ寝するトドの群れみたいになってしまうわけです。
新しい草場に向かってワーっと突っ込んでいく場面もいいけれど、こういう油断し切ってるところはもっと好きかも。
火曜日, 10月 26, 2021
視線
金曜日, 10月 22, 2021
見慣れた景色
ファームに入るにはこの道しかないから(羊が脱走したこともある秘密の抜け道はあるけど)、少なく見積もってももう3000回は往復している。
外出から帰ってくる時は右側の景色になるわけだが、この時に遠目にヤギが見えたり作業中の犬が走ってたりすると、わけもなくニヤけてくる。疲れて帰ってきたときはホッとするし、心がささくれ立ってるときはとろりと癒してくれる。
積雪が多かったときには車が通れなくなって、陸の孤島になってしまったこともある。
今年の冬はどんな景色になるんだろう?
火曜日, 10月 19, 2021
この手で
金曜日, 10月 08, 2021
やぎの余裕
日曜日, 10月 03, 2021
なぜかSONY
金曜日, 10月 01, 2021
おはようコール
お酒飲まないから二日酔いの辛さはわからないけれど、もしそうだったらお願いやから勘弁してと言いたくなるような、けたたましい声である。
別に悪気は無いと信じてるけど。
火曜日, 9月 28, 2021
羊と神2021
神は全知全能にして、唯一無二のユビキタスな存在だから、姿かたちはどうだっていいのだが、その日はたまたま羊の恰好をしていた。
ただ意識はそこにはなく、ぼーっと放牧地に突っ立っておられた。
ここで「ぼーっと」というのは、私たち卑小な生物がそう感じるだけであって、神はちょうどそのとき、別の銀河系で勃発した同時多発超新星爆発のことを考えておられた、、、のかもしれない。
ファームには羊たちが20頭ほどいた。
彼らは見慣れない羊に違和感を覚えたが、とにかく群れたがる動物だから、何となく近くに寄り集まって草を食んでいた。
何かとんでもないことが起きそうな気がするけど、それはそのとき考えよう、、、と集まった羊たちが考えたかどうかは誰にもわからない。
神はまだぼーっとされていた。
そのうち、夕方の片づけの時間が来て、羊を小屋に帰すために犬が駆けこんできた。
羊たちは犬を避けようとしてか、あるいはエサにありつこうとしてか、ワラワラと羊小屋に向かい始めた。
神は別に行きたくはなかったものの、流れに逆らうのもアレなので、何となく一緒に羊小屋に向かった。(実はそのとき、意識はビッグバンの0.0003秒後の宇宙にあって、物理定数の修正作業に勤しんでおられた、、、のかもしれない)
小屋に戻ってからも犬の追跡は止まず、羊たちは小屋の奥にぎゅうぎゅうと押し込められた。
神さま羊もその中にあって、ブロック壁と羊に挟まれながらぼーっとされていた。
彼はいつも注意が散漫なので、羊の数が増えていることに気がつかなかったし、ましてや神が姿を変えて目の前にいることなど夢想だにしなかった。
そして、な、な、なんと次の瞬間、10億年ぶりに神の意識が地球にフォーカスし、その0.1秒後にはコロナ禍と地球温暖化と資本主義の崩壊と打倒ヤクルト問題を一挙に解決する方策を思いつかれた。早速それを近くの地球人に告げてやろうとされたが、ちょうどまたそのとき、おばはん羊の巨大な尻がぶつかってきて、顔をブロックで強打してしまった。
日曜日, 9月 26, 2021
ひつじ
群を後ろから追いながら沢山の尻がモコモコするのを見ているとほっこりした心持ちになる。
犬たちが羊追いに夢中になるのもこのお尻が好きなのかもしれない。
水曜日, 9月 22, 2021
金曜日, 9月 10, 2021
水曜日, 9月 08, 2021
オーバースペック
土曜日, 8月 28, 2021
日曜日, 8月 22, 2021
老犬力
金曜日, 8月 20, 2021
土曜日, 8月 14, 2021
金曜日, 8月 06, 2021
気象予報士ちゃうけど
水曜日, 8月 04, 2021
扇風機
今日は35℃を超えるらしい。。。毎年のことだが、動物たちも正念場を迎える。
どれくらい効果があるかわからないが、せめてもの暑さ対策として扇風機を設置している。昨日まで直に地面に置いていたのだが、夜の間に誰かがちょっかいを出してくるのだろう、朝になると決まって横向いてたり壁に引っかかって首振りがロックされてたりと、胸が痛む状態になっていた。壊されてしまっては元も子もないので、柵とフェンスの間に通した材木に乗っけて、羊が触れないようにした。なんか危なっかしいしどんな対策をとったって想定外の方向から攻めてくるので油断はできないが、とりあえず半日はうまくいった。
ま、明日は明日の風が吹くだろう(うまいっ!)
火曜日, 8月 03, 2021
ひつじの大ちゃん
去年の今頃撮った大ちゃんのスクープ写真。
板塀の穴に首を突っ込んで何してると思います?
実は中にエアコンの室外機が置いてあって送風口を設けたのだが、いつの間にかそこに首を突っ込んで風に当たるという技を覚えたのだ。風ったって生緩い風だと思うが、毎日毎日、2時間も3時間もじっと当たっていた。本当に暑かったんやね。今年、試しに畜舎に扇風機を置いてみたらやっぱり最前列に陣取って風に当たっている(笑)
大ちゃん、ワイヤーメッシュの柵を踏み越えて脱走を繰り返す困ったちゃんなのだが、優しくて人懐っこくてとても良いやつ。
今年も夏を乗り切って欲しい。
日曜日, 8月 01, 2021
縊死ヘビ
土曜日, 7月 31, 2021
日曜日, 7月 25, 2021
必須アイテム
ついに買ってしまったファン付き作業服。
そういうのがあるのは知ってたけど、発想があまりにベタで真面目に相手する気になれなかった。今朝、地域の公民館清掃会に近所のおっさんが着用してきて、涼しげに作業してるのを見てたら猛烈に羨ましくなって、そのままワークマンに走って衝動買いした。
今まで何を我慢してたんだろう?と後悔するほど、夏の暑さをこよなく憎む自分には格好のアイテム。
もう手放せない。
火曜日, 7月 20, 2021
焼却処分
燃やそうとしているのは、もなか君用のトイレ砂代りに敷いていた新聞紙を捨てるために勝手口に置いてあった段ボールの箱(⇦1回で何言ってるか読み取れた人はえらい!)。こうやって、一緒に暮らしていた痕跡が少しずつ消えていくんやなぁと感無量。
犬の場合、いつどこで寝るとかご飯するとか遊ぶとか、暮らしのルールはほぼ人間が決めるけれど、猫は双方が少しずつ要求と譲渡案を出しつつ、妥協点を見出していくスタイルになる。だから布団の窪みとか使わなくなった椅子の座面とかキッチンの端の汚れたトレイとかベッドの下の埃の無いスペースとか、思いがけない部屋のあちこちに彼の主張の跡がシミのようにこびり付いてしまう。それが切ない。
土曜日, 7月 17, 2021
木曜日, 7月 08, 2021
屈折フィルタ
ロキシ、通称ロキちゃん。
食べても食べても太らない体質らしく見た目は貧相なのだけれど、とてもカワイイ。
どこが?というのは性格や行動面になるが、いざ説明しようとするとこれが難しい。シャイかと思えば大胆だし、人懐こいかと思えば距離置きたがるし、暗いのか明るいのかわからないし、ややこしく屈折している感じ。
でもこの写真を見て思った。これ(姿勢と表情)って彼女の全てを過不足なく説明してるんじゃないかと。
彼女はこんな犬なんです、と言えばわかる人にはわかってもらえると思う。
考えてみれば犬の性格や行動なんてシンプルというか、少なくとも首尾一貫してるんだと思う。それを人が壊れた万華鏡みたいなフィルタを通して見るから、話がややこしくなるのだ。
どっちが屈折してるかっていうと、たぶん人間の方だ。
金曜日, 7月 02, 2021
アラシくんのご帰還
歩いて15分ほどのご近所の農家さんの敷地で、出張草刈りをしてくれていたリンジー、モモ、アラシ君の3頭ですが、昨日、その農家さんから「アラシが人についてこようとしてフェンスを飛び越える」とSOSが入りました。
とてもお忙しい方なのでお仕事邪魔しちゃいけないと即引き取りに行ったんですが、車に乗せずに紐つけて散歩してみることにしました。途中でストライキしたら車で回収するつもりだったんですが、予想通り、とても上手に歩くことができました。
トコトコ歩く背中を眺めていると、なぜか心が平和になってきます。ヤギとお散歩、、、これから街中でも増えるんじゃないかなぁ。
水曜日, 6月 30, 2021
栗の実
へ〜もうこんな時期から実をつけてるんだ。
ちっちゃくて若葉色でとても可愛いんだけど、トゲはもうしっかりしてて「私に触らないで!イヤラシイ」とお付き合いを拒否している。
そんなこと言わずに秋になったらまた会いましょう。
火曜日, 6月 29, 2021
土曜日, 6月 26, 2021
犬は見ている(5)
子犬たちがおっぱいを卒業してギャング団になった頃、疑問というか不安に思ったことがある。家畜たちの世話をする間、成犬たちには仕事を手伝ってもらったりブラブラしてもらったりするのだが、その間、子犬たちもフリーにさせていた。足元にジャレついてさぞ邪魔かと思いきや、子犬たちは成犬が相手にしないヤギやアルパカのゲート前に陣取り、気の毒な動物たちを睨みつけていた。邪魔にならないのはありがたいのだが何が不安だったかというと、毎日毎日見つめ続けているとそれに飽きたり満足してしまったりして、eyeが弱まってしまうんじゃないか?ということだ。
結果から言うとそれは杞憂だったようで、その兄弟たちは強いeyeを持った(ということは集中力や落ち着きも兼ね備えた)成犬に育っている。
思うに見つめている間、彼らの頭の中では凝視→期待→報酬のループが形成され、モチベーションが強化されこそすれ弱まることはなかったのだろう。内的な報酬がある行動に飽きや慣れを心配する必要はないし、逆に報酬ループを人為的に操作することも難しい。結局、集中力や忍耐力はトレーニングで強化するものではなく、せいぜいそれを妨げないようにするしかない、、、というのが、自分なりの結論である。
ちなみに「集中力+トレーニング」でググってみると、もちろん人間相手の話だけれど山のように記事が上がってくる。内容的には似通っていて、呼吸を整えたり、リラックスしたり、睡眠を十分取ったり、アロマテラピーしたり、栄養バランスを考えたり、ストレスを減らしたり、音楽を聞いたり、、、要は体調を整えて気を静めることくらいしか言ってない。筋肉を鍛えるのとはちょっと勝手が違う。この辺の事情は犬でも同じではないだろうか?
Eyeのモーターパタンは生得のもので、それ自体は人が作り出したり強化することはできない。できるとすれば幼年期に「十分発現させてやる」あるいは「発現を妨げない」ことだろう。あとは環境を整えてストレスを減らし、集中を妨げるものをできるだけ遠ざけるしかないのだ。
ただ一言に「環境を整える」と言ってもなかなかそうはいかないのが現実だ。とりあえず、最大のストレスである「人との関わり」を減らすことから始めるのがいいと思う。
(一旦終了)金曜日, 6月 25, 2021
犬は見ている(4)
話はもっと逸れるけれど、書いてるうちに独り合点したことがあるのでついでに書いてしまおう。
そもそも狩のモーターパタンはペットとしての犬には不要なものだ。だから大抵の犬種ではできるだけ持たせない/出現させない方向でブリーディングされてきたはずで、特定の用途に使役したいときに限り、必要なステップを選択的に強化してきた。
ただ相手は機械ではなく生き物だ。確かに狩のモーターパタンは8ステップで説明できるかもしれないが、モデルはあくまでモデルだ。実際にはステップ間の明確な線引きは難しいだろう。あるステップだけ強化しようとしても、それはモーターパタン全体に対しても影響したはずだ。
何が言いたいのかというと、羊追いもそうだけど、レトリーブやハンティングに利用するためにモーターパタンを活用するけども、噛みつきや車追いなどの問題行動は矯正するという考え方は、手前勝手に過ぎるんじゃないか?ということだ。いや、そもそも「問題行動」と命名して涼しい顔でいられる神経が嫌だ。
問題行動も犬のモーターパタンの一部だ。Eyeを愛でるなら、それと同じように問題行動も尊重すべきじゃないのか。闇雲に押さえつけるのではなく、起きやすい状況を避けるとか、それが難しいなら飼い主として全力で庇ってやるとか、いっそ飼い主から身を引くとか、、、いやそれらが全部無理でも、せめてそういう風に思いを巡らすくらいのことはしてもいいんじゃないか?と思う。
書いてるうちに妙に興奮してしまったけど、これって人のモーターパタンかもしれない。
(続く)
火曜日, 6月 22, 2021
犬は見ている(3)
用語を使ったついでに「モーターパタン」についても触れたい。この用語のベースには、習性や反射と呼ばれるような行動は「判断して行動する」というよりあらかじめ脳内に用意されたプログラムを駆動して実行される、という考え方がある。以下はある記事からの受け売りだが、捕食動物には「狩のモーターパタン」が生得的に備わっていて、それはorient(位置取り)⇨eye(注視)→stalk(忍び寄り)⇨chase(追跡)→grab byte(捕獲)→kill byte(殺傷)→dissect(解体)→consume(摂取)の8つのステップで完成する。
単独で捕食する動物は全ステップを1頭が担うが、群で狩をする動物の場合はその種類や個体によって各ステップの強弱が異なる。例えばボーダーコリーなどのヘッダー・シープドッグでは前半の4つのステップが、ヒーラー(オーストラリアン・キャトルドッグなど)ではchaseとgrabステップが選択的に強化されたと考える。逆にガード・ドッグではほとんどのステップが縮退し、最後のconsumeだけが残っている(だから彼らは「解体された」肉しか食べないし、子犬時代に狩遊びをしない)。
ここからは個人的な意見。
4つのステップのうち、前半のorient、eye、stalkと後半の4ステップでは、求められる資質が違う。前者には集中力、忍耐力、持久力、冷静さなどが、後半には瞬発力、闘争心、高い身体能力などが求められる。chaseはその中間といったところか。
ボーダーコリーには主に前半の資質が求められるわけだが、ここでまた疑問が生まれる。それは、瞬発力や身体能力はいくらでもやり方がありそうだが、集中力や冷静さなどはどうやってトレーニングすればいいんだろう?ということ。要はeyeがトレーニングで強化できたらいいのに、、、と思ったわけだ。
月曜日, 6月 21, 2021
犬は見ている(2)
...てなことを常々考えていたのだが、だいぶ前に読んだ「なぜビル・ゲイツは子供が14歳になるまでスマホを持たせなかったのか」という記事の内容が当てはまるかも、と最近になって思った。ベストセラーにもなった「スマホ脳」という本を元ネタにした記事である。
神経伝達物質の1つで、やる気や幸福感をもたらすとされるドーパミンは、実際の報酬(お金、食べ物、承認、新しい経験など)が得られたときよりも、その直前のタイミングでもっとも盛んに放出されるという。つまり報酬そのものよりも「得られるかもしれない」と期待が膨らんだときに、一足先に脳内では報酬が得られている。これをスマホに当てはめると、実際に情報を見なくてもSNSやチャットの着信音が鳴った時点でドーパミンが放出されるということ。この手軽で頻繁な刺激⇨報酬サイクルによってスマホが手放せなくなり依存が形成されるというロジックだ。
このメカニズムが本当かどうかはわからないが(生き物のことだから、どーせいくらかは当たっていていくらかはハズしてるのだろう)、この「期待で報酬が得られる」仕組みは、見つめ続ける犬たちに当てはまると思う。彼らは漠然と見ているのではなく、何かを期待して(ドーパミンか何か知らんけど)ワクワクしている。だからこそ毎日毎日、1時間でも2時間でも見つめ続けていられる、、、というより見つめずにはおれなくなるのだろう。そのしつこさや執着には、嗜癖や依存の匂いがする(ちなみに嗜癖や依存は、「生きがい」「打ち込める仕事」「ハマりまくった趣味」などの別名でもある)。
残る疑問はじゃあ何を期待してるのか?ということだが、それはやっぱり相手の「動き」だろう。それしか考えられない。「お前動くのか?動くのか?いーから動いてみろよ!」とか「次は右に動くのか?それとも左か!?」みたいな。
とてつもなく下らなく聞こえるかもしれないが、それが彼らのモーターパタンの「クセ」であり、そうなるように仕向けられてきたのだから仕方がない。私たちは彼らの背負う歴史を敬意を持って見守るしかない。
日曜日, 6月 20, 2021
犬は見ている(1)
以前の投稿ではぶれいど君をダシにして申し訳なかったけれど、本当はこれをある話題のマクラにしようと思っていた。うまくまとめる自信はないが、とにかくその続きを書いてみる。
「この男は一体何が嬉しくてこうしてるんだろう?」この情景を見るたびに、頭の中に浮かぶ疑問である。もちろん彼だけじゃない。仕事の時に羊を睨むのはしょうがないとして、仕事が終わってフリーにさせてるのに鳥小屋に張りつくやつ、他の犬をつけ回すやつ、ヘビと睨めっこするやつなど、思い思いのターゲットを見つめている。もちろん、ずっとフラフラしてるやつだっているし、その辺は犬それぞれだがファームの犬には「見つめる」派が多い。
指図されたわけでもないのに毎日飽きずにやるということは、この行動に何かメリットか報酬があると言うことだ。生まれ持っての衝動なのかもしれないが、衝動にしたってそれを駆動する何かはあるはず。ただ、じぇいを見つめることで些かでも「良きこと」が訪れるとは思えないから、おそらく報酬は内的なものだ。そこまでは想像がつくのだが、その先はよくわからない。
覗き見やストーキングの趣味はないからこればっかりは共感できないし、自分を犬にして想像を膨らませてみても一向にピンとこない。
木曜日, 6月 17, 2021
金曜日, 6月 11, 2021
実録!コールダックのDV
世界最小のアヒルなんだそうな。鳴き声で獲物の居場所を知らせるように改良されたそうで、いつもペチャクチャ小うるさい。唐突にアハハハハハハハァと嬌声を発したりもする。笑いカワセミか!?
繁殖期にはオスたちが攻撃的になる。小さいからと侮ってはいけない。あのふざけたヘラ口でバチンバチンとやられると結構痛いのだ。
で、お世話させていただきながら一方的に攻撃されるという、理不尽で屈辱的な情景が毎日繰り広げられる。やられっぱなしは悔しいから、恥を忍んで証拠映像を公開する。
月曜日, 6月 07, 2021
待機中
30秒?1分?10分?正確にはわからないけれど、モーレツに不毛な時間が流れる。ほぼ毎日、朝夕少なくとも1回ずつはこれをやるから、多分1000回以上はおんなじ事やってる。
じぇいがやって来ると2人で疾走するのだが、1番の醍醐味はこの体勢からダッシュする瞬間にあるようだ。
本当にアホらしい。
火曜日, 6月 01, 2021
神樹
第1放牧場の一隅に聳える大木。
フェンスの際々に突っ立ってどっちかって言うと貧相な木だったのに、いつの間にか放牧地の主のようになってしまった。ここまで大きくなると訳もなく畏敬の念が湧いてくる。本当は木の葉のざわめきを動画で伝えたかったのだが、この日はまったくの無風で断念、朝日の中の静止画で我慢することにした。
ネットで調べるとニワウルシとか神樹と呼ばれる外来種らしい。やたら成長が早くて、注意して見ているとあちこちの道路脇で見かける。もう10年もすると日本の道路風景が変わってしまうかもしれない。
実は昨日、この木の根元に犬の遺骨の一片を埋めた。みわファームを始めた頃、まだ背の低かった木の下で走り回っていた子犬たちの1頭。今の飼い主さんが、幼い日を忍んで遺骨持参で訪ねてきてくださった。
飛び抜けた才能は無いけれど、とても気が優しくて駆けっこが大好きだった女の子。これまでどんな景色を見てきたんだろう?
これからはこの木と一緒に、後輩たちの走りを見守っててください。
水曜日, 5月 26, 2021
火曜日, 5月 18, 2021
教訓
5月中旬だというのにもう梅雨の気配が漂っていて、ちょっと動くと汗ばんでしまう。このまま季節がズレてくと、なんで梅雨の真っ只中にGWなんだよ!と毒づく日も遠くないかもしれない。気候変動速すぎくね?
こうなってくると焦るのが毛刈りだが、今年も複数の人の手を借りながら、残すはあと2頭というところまでこぎつけた。
毎年そうだけど、刈り始めた頃は終わりが見えずに絶望的な気分になるのだが、1頭1頭刈っていくうちにいつの間にか終わりが近づいている。なんかすごく良いことが言えそうな気がするのに思いつかない。
木曜日, 5月 13, 2021
風が吹いている
おからをいただきに近所の豆腐屋さんに向かう途中のカーラジオから、昭和歌謡の「魅せられて」が流れてきた。
ジュディ・オング氏が「南に向いてる窓を開っけ〜♪」と可愛らしく歌い出すアレである。そのちょっと先に「美〜しすぎ〜るとこは困る」という歌詞があって、いつも変やなぁと引っかかっていたのだが、今日歌詞を検索してみたら「美しすぎると怖い」であることが判明した。なるほど〜それやったら話はわかる!
昔は今みたいに歌詞が気軽に検索できなくて、怪しいところは怪しいままで適当に聴き流していた気がする。ヒアリング能力が低いことは痛いほど自覚していて、中森明菜なんかほぼ全ての曲にわからんところがあったけど平気でスルーしていた。こーゆーのをおろそかにせず、一々確認するような性格だったらもうちょっと大成していたのに。
実は「魅せられて」にはもう一箇所恥ずかしいところがある。サビの「Wind is blowing from the Aegean」のところで、AegeanをAsianと聞き間違えてたのだ。「風はアジア人から吹いている」って、こんなところには書けない変なイメージが頭に浮かんでいるのだが、それで自分を納得させていた。
(ところで、こんな引用にも著作権料は発生するんだろうか?)
ようこそなすびさん
某所から先週の金曜日に連れてこられた茄子によく似たなすびさん。
もうすぐ2週間になろうというのに、なかなか群に馴染もうとしません。
それでもだいぶ距離が近くなってきてはいるんですが、今朝も畜舎の入り口の外側という微妙なところで休んでました。人が近寄るとサッサと畜舎の裏に隠れます。
身体能力も高いらしく「毛刈りに3時間もかかってしまった」と元の飼い主さんがボヤいてました。
こういうクセの強い子は結構好物だし、これからみわファームでどう変わっていくかも楽しみです。
木曜日, 5月 06, 2021
たまご3つ
水曜日, 5月 05, 2021
うきうきひつじ
天気の良い日、畜舎に入れていた羊たちを放牧場に放してやると、走り回って喜ぶもんだからこれは!と思って動画を撮ろうとしたが、タイミングを逸してしまった。でもスマホを構えたら何を勘違いしたのかワラワラ集まってきた。なんか浮ついてるんですわー
こういうのを見てるときが幸せ。
日曜日, 5月 02, 2021
金曜日, 4月 30, 2021
猫の真理
猫のもなかくんのフードはドライタイプ主体にウェットフードをちょっぴりトッピングしたものと決まっていた。ウェットフードは割高だし栄養も偏るので、できるだけドライフードを食べて欲しいのだが、残すことがあるので仕方なしのトッピングだった。
でもやっぱりもったいないので一缶を一週間くらいかけてチビチビやっていたら、たぶん彼にはそれが不満だったのだろう、トッピングだけ食べ散らかしてプイといなくなる、なんてことが度々あった。そんな時はしょうがなくウェットを追加(ほんのちょっぴりだけど)して機嫌を取ったりしてきた。
そんな駆け引きを10年ほど続けてきたわけだ。
それがこの1ヶ月ほど、パタリと食欲が無くなってしまった。
まずドライフードを食べなくなり、それでもしばらくはウェットフードは食べてたのだが、すぐにそれもダメになり、水以外は一切口にしなくなった。
しょうがないので、ちゃおチュールなどという普段は絶対買わない嗜好品を買ってきて与えた。それですら自分からは食べようとしないので、口の周りにこすりつけて無理やり舐めさせていた。
これは流石におかしいと検査してもらったら腎不全との診断。猫の持病と言えるくらい多いらしいが、慢性の場合は元には戻らないからこりゃ大変だ。
何が大変って、薬を混ぜたちゃおチュールを1日2回も嫌がる猫の口に突っ込まないといけない生活が続くわけで、羊ヤギ鴨ニワトリ犬たちとエサ待ちの行列ができているファームでは、猫一頭にそんな手間暇をかけてられない(こともないのだけれど、正直煩わしい)。
ただでさえ拘束の多いファーム生活がますます不自由になるなぁと、ユーウツな気分になっていた。
ところが、2日ほど前からまた唐突に食欲が復活した。
昨日なんか朝からもう5回も催促され、その都度ウェットフードを与えた。
獣医さんには「症状が落ち着いたんでしょう」と言われたが、本当かなぁ?なんか釈然としない。ともかく今は以前にも増してよく食べている。こちらとしても自分から食べてくれるだけで嬉しくて、ケチケチせずにウェットフードをふんだんに与えている。
こうして、人からしたらどーでもいいことをなぜ延々と書き連ねてきたかというと、それが3日かかるか10年かかるかはわからないけれど、物事は結局は猫の思い通りになる、という真理を伝えたかったからだ。
今回のことも猫からしたら「この10年間ずっとウェットフードが食べたいゆーてきたやん、やっとわかったんか」というところだろう。
この無力感、他でもあったなぁ〜と考えてたら、すぐに思い当たった。ヤギだ。例え柵を作ろうがフェンスを強化しようが、最終的には彼らは行きたいところに到達する。
そう私たち人類は決して猫とヤギには勝てないのだ。
抵抗してもムダだよ。
日曜日, 4月 25, 2021
感激
羊毛一筋で、モンゴル始め世界の羊を見て回ったような人から「ここは羊が羊らしく、犬が犬らしく暮らしてていいですね」的なことを言われて、ちょっと泣きそうになるくらい嬉しかった。
所詮仕事じゃなく道楽だから、、、という面もあるだろうけど、道楽も15年以上続けるにはそれなりの苦労もあるし、色んなことが積もり積もってくる。
動物たちにも、もう少し道楽につき合ってもらおうかな。
月曜日, 4月 19, 2021
兄弟
容姿も性格も人望もまるで違うジェイ君(左)とブレイド君ですが、フとした拍子にやることがシンクロすることあって、そんなところはやっぱり兄弟やなぁと思う。
写真を撮ろうとした時も2人が全く同じ姿勢でいたのだけれど、シャッターを切る瞬間、ジェイが居住まいを正してしまった。
右側のブレイド君の左右に足を投げ出した伏せは「ほんまやったらそっち行きたいんやけどぉ行かれへんからちょっとおもんないわ」的な時によくやるポーズ(だと思う)。
金曜日, 4月 16, 2021
ケガと街
誰かに自慢したくて、先に牧草フィーダのことを書いたが、実は名誉の負傷が伴っている。利き手の人差し指を捻挫してしまったのだ。2×4材に直径3cmの穴を開けないといけなくて、慣れないドリルを扱っていたのだが、木材に刃が噛んだ拍子にドリル本体がグワンと回り、指を巻き込まれてしまったのだ。
おかげで関節が1.5倍くらいに膨れ上がってしまった。日常、注意していてもつい曲げたりぶつけたりしてしまうので、指にポストイットを巻きつけその上からスポーツ用のテーピングテープ(っていうの?)をぐるぐる巻きにした。簡易ギプスのつもりだが、ポストイットの上からというのが天才的なところで、つけっぱなしでも不快感がない(また自慢してる・・・)。
で先日、用事があって街に出て何人かの人にあったのだけれど、みなさん決まって「どうしたんですか!?」とびっくりしていた。おかげでカクカクシカジカとまた一から自慢できたのだが、そいえば田舎では何も言われなかったなぁ、ということに思い至った。
田舎ではそれほどだけど、街中では包帯みたいなものの存在感が際立つ、あるいは人々の意識がそういう小さな差異に敏感になっている、ということかも知れない。なんか、おもしろい。
日曜日, 4月 11, 2021
ツバメ
今年もツバメたちが巣作りに励んでいる。
去年と同じ親か、それとも去年巣立ったやつか、どちらかはわからないけれどやっぱり犬小屋の中というややこしいところを選んだ。しかも今年はよりによって出入り口の上で、犬の給餌タイムの時には、トレイを持って外に出ようとする人間と、外から帰ってきたツバメが鉢合わせすることが頻繁に起こる。
たぶん、こういうややこしいところが、他の鳥やキツネやヘビの襲撃を防ぐのに都合がいいんだろうけど、犬や人間に襲われるかも、、、とは思わないんだろうか?
いつも、手を伸ばせば触れそうなところにいるわけだけれど、絶対に触れないんだろうな。
金曜日, 4月 09, 2021
牧草フィーダ1号2号3号
これまで、牧草はエサ箱(トロ箱で代用)に小分けにして与えていたが、配るのが面倒臭い→できるだけ独り占めしようと羊が押し合う→身体中に牧草がひっついて羊毛作業に差し支える→その対策としてエサ箱を増やして羊の分散を図る→配草がさらに面倒になる→羊の移動が増えてやっぱり草がひっつく、という負のループに陥っていた。
なので、他の農場の写真をヒントに、倉庫に転がっていた2×4材とイレクターパイプを組み合わせて牧草フィーダを作ることにした。パイプの間から顔を突っ込む方式にすれば、不毛な押し合いが無くなり羊毛も汚れないだろうという思惑である。
羊が突進しても壊れない強度を確保しつつ、たぶん結構頻繁に移動させることになるので、全体を軽くして簡単に分解・組み立てができるようにした。
こんなやつ↓
羊も20頭以上いるので、一気に3つ試作した。
大体、動物のために良かれと思ってしたことは、思い通り機能しなかったり毛嫌いされたりスルーされたり壊されたりと、ほぼ100%残念な結果になるのだが、これは奇跡的にうまくいっている。一度、「パイプが1本外れたところに身体の小さいPinoが挟まって動けなくなる」事件が発生したが、それも対策を施した。こうやって小さな改良・補修を加えながら2ヶ月も保てば、あとは大丈夫やろうと踏んでいる。
ただ、身体にくっつく牧草は減ってない気がする。。。
水曜日, 4月 07, 2021
海と山に吠える
海と山といえば、感動&感傷部門の不動のツートップとしてその実力は甲乙つけがたいが、こと掛け声に関しては山は「ヤッホー」海は「バカヤロー!」と、あからさまな大差がついてしまっている。これは納得いかないと大泉洋と安田顕がラジオで語っていて、確かにその通りだと思った。
ちなみにヤッホーの語源を検索すると、ドイツ語のjohooから来てるとか、英語の歓声yoo-hooからの変形とか、ヨーデルに由来するとか諸説あるのだが、どれもそこはかとなくグローバルで格調も高い。バカヤローなんか、調べるまでもなく日本ローカルのしかも罵倒語だもんね。
なぜか?を考えると、山ではこだまになって自分に返ってくるからという「天に向かってツバ」説や、男性的な山と違って母を感じさせる海にはつい胸の内をさらけ出してしまうというジェンダー的にどうなん?な説がありえるが、どちらも納得感は少ない。ま、どーでもいっか。
そういえば私たちは夕日に向かってもバカヤローと叫ぶ。よっぽど何か溜めこんでるのだな。
月曜日, 4月 05, 2021
金曜日, 4月 02, 2021
畑エリアを開放
かなり草が生えてきたので、羊の母娘組16頭を畑エリアに開放したところ。
通れるように柵をずらしてやると、どどどどどっと地響きを立てながらなだれ込んできました。
羊たちは大喜びで、、、かどうかはわからないけれど、一斉に草を頬張っています。長い間、乾牧草しか口にしてなかったからね。それを眺めている人間は確実に幸せになれます。
羊たちの動きが普段の5倍くらいキビキビしてるんですが、写真では伝わらないですね。
火曜日, 3月 30, 2021
オトコって、、、
会社時代の縁で、週に一度だけ、某女子大で講師のアルバイトをしている。
この前、授業が終わって教室でグズグズしてたら、学生の一人から突然「先生の服、かわいいですよ」と言われた。その瞬間、脳天から爪先まで電流が走り「ああ、俺はこのために生きてきたんだ!」と強く思った。
ただ、その時はすっかり舞い上がってしまって「ああこれ、ユニクロやで」なんて阿呆な返しをしてしまったことが悔やまれてならない。なぜ「あなたこそステキですよ」とか爽やかにキメて教室を後にしなかったのだろう!?
もし一生に一度だけ過去に戻れるとしたら、その時を選んでしまいそうで怖い。
いや、しかしほんと、オトコってどーしようもないなって自分でも思う。てゆーか、人間の中のどーしようもない部分をオトコと呼んでるだけかな。