どれだけ和やかで他愛の無い内容であっても、人対人の会話には、刹那のポイントを競うパワーゲームという側面がある。
ま、そう思ったってだけで何の根拠もないですけど。
例えば・・・
A 「なぁ、山本が結婚してたの知ってる?」
B 「え、そうなん!?」
→ 新情報を提供したAが1ポイントゲット。
A 「そうなんよー、ビックリやろ?」
B 「へぇ~、そうなんや。それで相手は?」
→ 質問したBは1ポイント減点。
A 「それがさー、なんと、経理のたま子ちゃん!」
B 「え゛~、うそやろ!」
→ と叫ばせたら高得点、Aに2ポイント追加!
A 「オレも最初に聞いた時、腰抜かしたわ。なんせデラックスたま子やからなぁ」
B 「いやいや、経理にお世話なってて、それはアウトやろ」
→ 軽くたしなめたBが1ポイント挽回!
・・・みたいな感じ。
これに表情とか態度とか地位とか年齢とかホームとかアウェイとかいろんなファクターが加わって、複雑でデリケートなゲームになる。
だから会話はおもしろいし、同時にしんどくもある。
どっちに傾くかは状況次第だけど、一つ言えるのは、人にとって「競う」ということが、息をするのと同じくらいフツーのことだとゆーこと。
ここは押さえとかないといけない。
いや、もしかしたらこれは順序が逆で、そもそもコミュニケーションというのは、わかり合うとか意思を伝えるためじゃなく、上下や順番を決めるものだったのかもしれない。
犬たちを見ていても、日がな一日、「そーゆーこと」にしのぎを削っている(ように見える)。
犬のことだったら、「くっだらねぇ!」と切って捨てられるのになぁ~。
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