昔々ある田舎に,ナイスでクールな中年男が動物たちと暮らしていました.
ある日,男が畑を耕していると,ニワトリたちがミミズを狙って集まってきました.鍬を振り下ろそうという時にかぎって足元をチョロチョロするので,危なくて作業になりません.
畑仕事をあきらめて薪割りをしていると,木の中の虫を狙ったニワトリが集まってきました.斧を振り下ろそうという時にかぎって足元を走り抜けるので,腰と肩がカクカクになってしまいました.
薪割りをあきらめてクズ野菜をカゴに積んでおくと,中身を蹴り出して食い散らかすので,別の場所に積み直しになりました.
それが終わって小屋を掃除していると,わざわざ綺麗になった床に来て "ブチュッ",フンをしていきました.
仕方なく作業を休んでいると,お腹が膨れたニワトリたちは,春の陽射しの中で次々と横倒しになり,みんなで昼寝を始めました.
それを見ていた男,なぜか突然ブチ切れ,ニワトリを全部絞めて食べてしまいました.
そしてその日以来,ニワトリは食用になったのだそうでございます.
ちゃんちゃん.
0 件のコメント:
コメントを投稿