Monday, June 29, 2015

草刈りしようよ

先日、相方Hiroが「草を刈る」と言い残して、エンジン式の刈払い機を担いで畑に入っていった。
普通、畑の草むしりに刈払い機を持ち出す人はいないと思うが、ファームの畑は「畑」と書くのが照れるくらい、茂りまくった草で藪のようになっている。

私たちは、そもそも畑仕事が嫌いなのかもしれない。

堆肥を撒いて、地面を耕し、畝を作って種を撒くところまでは、もう一日も待てないというギリギリの時期にかろうじてやった。
そして力尽きた。
そこから先の世話が、からっきしできない。
毎年、梅雨時になると、雑草の中に野菜が埋没し、生きてるのか死んでるのか不安になってくる。
そういう状態に追い込まれて、やっと重い腰が上がる。

放ったらかしのことを「自然」というなら、もう大威張りで自然農法と言える。
肥料は家畜の堆肥だけで、農薬の類も一切無し。虫や雑草とも仲良く共生している。ときどき、ヤギに齧られたり、にわとりの襲撃を受けたり、それを追って乱入した犬に踏み荒らされたり。。。
なので、収穫量と見てくれは良くない(味は良いんだけど)。
この野菜たちを食いつなぎ、かろうじて夏を乗り切るのも例年のことになった。

突然ですが、拓郎の替え歌。

「草刈りしようよ」

草の丈が 肩まで伸びて
藪と同じに なったら
約束どおり 刈払い機で
草刈りしようよ mmm

古いエンジンを ブルンと鳴らそう
畑が藪に 見えたら
仲間を呼んで 野菜を救おう
草刈りしようよ mmm

 ・・・

必死で刈った 緑の草を
裏の倉庫の 軒下に並べて干そう
草刈りしようよ
草の丈は もうすぐ肩までとどくよ

Monday, June 22, 2015

褒めて育てて感謝する

最近、「犬の成熟」なんてことをよく考える。
もちろん、身体ではなくて心の話。

人と犬の関係って、基本、上下関係ですよね?
大人と子供のような。

例えば躾のとき、「正しい行動を褒める」とか「悪い行動を叱る」とか言うけど、そもそも褒めたり叱ったりは上下関係を前提にしないとできない(何が正しくて何がそうでないかは、人間しか知らないし)。
実際は躾だけでなく、あらゆる生活シーンで上下関係は再現・強化される(食餌の供給、撫で撫で、ブラッシング、声掛け、体高の違い、目線、態度、姿勢、歩く位置、etc, etc)。
犬が人と関わるということは、子供役を担うことと等しい。

羊仕事では、この関係が流動的になる。
もちろん、羊仕事でも大きな目的は人間が決めるけれど、そのサブタスク(「羊を集める」とか「動かす」とか「止める」とか)では、上下関係は弱まる、、、と言うより、状況によって刻一刻と変化するようになる。
人から教わる前に、犬は自身のやり方を持っているからだ。

そこでは、人と犬との関係性が質的に変化する。
役割の固定した縦型から、その都度最適な分担を求める水平型のチームワークへ。
”指示”から”協働”へ、”服従”から”自律”へ、”愛情”から”敬意”へ、”褒める”から”感謝する”へ・・・

この関係は、犬が子供のままでは難しい。
子供はつい親の指示を待ってしまうし、その指示に「反抗する」ことはできても「対案を出して主導する」ことはできない。
というわけで、羊仕事を考えていると、犬の成熟というテーマに至る。

考えてみれば妙な話で、人にとって「大人になる」ことは間違いなく人生の大命題なのに、犬のそれは話題にすらならない。訓練やしつけのノウハウは世に溢れてるのに、大人になること=情緒的な成熟の問題をきちんと取り扱ったものは聞いたことがない。
(犬は子供のままでいてくれた方が、いろいろと都合がいいのかもしれない)

自分を振り返ると、子供の頃は親や先生から褒められると無条件にうれしかったけれど、いつのまにかそうじゃなくなってたし、逆に「バカにされた」ように感じることさえあった。
そこに「お前はまだ子供だ」というメッセージを嗅ぎ取ったからだろう。

犬に「そういうこと」は起こらないのだろうか?
「大人になれずに不安や生き辛さを抱える」のは人間だけだろうか?
そもそも、犬にとって大人とは何なのだろうか?
・・・

世に「褒めて躾ける」方法論が定着して久しい。
そろそろ、「犬を成熟に導く」あるいは「成熟を妨げない」ためにどうすればいいかを、マジメに考えてもいい頃じゃないかと思ったりする。

目一杯、子供を演じる犬・・・

Sunday, June 14, 2015

今年の薪

冬の間、限界集落の伐採ボランティアに参加したり、チェンソー片手に山に入ったり(刃が取られて泣きそうになったゼ)、ホダ木の伐り出し作業を手伝ったり、木材フェスティバルの薪割り体験に顔出して余ったのをもらってきたり、、、あの手この手で木材を集めておいた。

うず高く積まれた原木を見ると心が折れそうになったが、無理せず、心技体の充実した日を選んで少しずつ玉切と薪割りを繰り返してきた。
そして今日、できた薪を倉庫に積み終えた。

ふっふっふ。
来るなら来い、冬。


Thursday, June 04, 2015

エア・リード

夜逃げした繁殖業者宅で保護された気の毒な犬、、、ではありません。
昼下がりのるぢ男。
リード(てゆーか単なる虎ロープだけど)が糸みたいに細くなってます。

これじゃあ用をなさないじゃないか!?とお思いでしょうが、いーんです、これで。
彼にとってリードとは、論理的に繋がっているかどうかであって、どう繋がっているかは問題ではない。
どうせ「行かねばならぬ!」ときは行ってしまうのだから、多少ロープを丈夫にしたって同じだし、繋がってさえいれば、普段はおとなしくじっとしている。
別に言われたからそうするわけじゃなく、彼が自分で決めて、それを律儀に守っているだけだけど。

ただフリーにしておくと、どんなフェンスも「ヒョイと」飛び越え、ファームの内外をブラブラするので、形だけでも繋いでおかないといけない。
本当は「農家の犬」らしくフリーにしておきたいのだが、たとえドのつく田舎でも、それは許されない。

世の中は理不尽と建前でできている。。。